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こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

3月7日 火曜日 新しい船出

2006-03-07 18:44:14 | 音楽帳
昨日、東京には、春一番が吹いた。
今朝、風はまだ冷たいが、その風の中心には、春の暖かさをすでにはらんでいるのが、ほっぺたで分かる。
春はもうすぐそこまで来て居る。
ここ数日梅の花が咲くのを、やっと見かけるようになった。


「梅は咲いたか、ymoはまだかいな」

YMOの1981年3月21日発売のアルバム「BGM」の名キャッチコピーを思い出した。首を長くして、新しいYMOのレコードを待っていた少年の時分の、春の予感めいた3月を思い出した・・・・。


今年は僕自身にとっても、新たな船出である。

昨日、営業の外回りから夕方5時に帰って、駐車場に車を停めた。
そうすると、窓ガラスをコツコツと叩く奴が居る。
馬鹿上司、通称「ちゃー」だ。
何かな?と思いながらも、半分は覚悟して、車を降りる。
「ちょっと、こっち来い」と事務所の他の人に聞かれない場所に移動させられる。

唐突に「転勤だよ、転勤。」投げやりに、いつものむかつく口調で吐き捨てるように言われる。
かたちんば「え?何処です?」
ちゃー「本社だよ。良かったな。オレも転勤になっちまったよ、、」
かたちんば「所長は?」
ちゃー「金沢。しかも一般営業マン。肩がき無し。クビになっちまったよ。」と恥ずかしそうに自嘲しながら言う。
かたちんば「え~!いやだよぉ」(と自分のことだけに対して言う、と)
ちゃー「いいじゃねえかよ」お前はまだましだよと言うことだろう。

急に風景が異質に見える、と同時に身の引き締まる思いがする。
軽い衝撃が脳に走る・・。

振り返れば、3月末で丸3年になる今回の営業生活は「少し現実を見て来い」という修行の旅に出されたのかもしれない。
不向きな営業に出された時も「人生は長いからね。こういうことは一度や二度はつきもんだよ。一回りして、また帰って来いよ」と、転勤が決まった3年前の際に、仕事を切り上げてまで、飲みに連れてってくれた、大阪時代からお世話になっていた人の言葉かフラッシュバックした。

思えば、今度戻る部署の長は、このひとだ。
ひょっとして、というか多分そうだが、このひとが呼び戻してくれたのだろう。
逆に緊張する。

しかし緊張すると何も出来なくなる自分なので、緊張しないで、結果を残せるように、今回は貪欲に生きたい。

今朝、this mortal coilの名盤「it'll end in tears」【写真】を自分の新たな船出に向けて、聴く。
一生つきあい、聴くことになるであろうレコードだ。


しかし、毎日、自堕落に、営業中、昼寝やら買い物していた自分が、MZ師のように、窓の無い部屋での幽閉生活に戻る、というのも不安があるが。

大阪から戻って10年目の春、僕はまた再びスタートラインに立つことになった。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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This Mortal Coil (ドラム小僧)
2006-03-09 06:08:56
このCDジャニスにあったのが最近なくなったけど、かたちんばさんが買ったのかな。
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ドラム小僧さんへ (かたちんば)
2006-03-09 19:44:28
このレコードは長く聴いてきましたが、CDは確かに最近入手しました。

でも、JANISでは無いのです。

多分、「ブックスいとう」という、多摩地域では、多くの店舗数を構える中古屋さんで、発見したのだと思います。



でも、やっぱり、CDより、レコードが良いですね。

ジャケットは当然のこと、インナースリーブも美しいです。



でも、2枚目・3枚目は、聴いてないんですよね・・・・。
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