実家のコチャコさん。
十数年、自分を認めてくれなかったが、今年の途中から急に自分に近づいたり・甘えたり・触らせてくれるようになった。
認めてもらうまでに、ずいぶんと時間が掛かりました(笑)。
と思いきや、そうでは無くて、性格が変わってしまったらしい。
今までなかった甘え方を誰にもするようになってしまった。
「とにかく、誰か構ってくれえ!」という感じ。
常に臆病で冷淡だったのに、表情も行動も急に豊かに。
最近、ようく見ると、やっぱりまみちゃんの母だけあって、似ているものだなあと思う表情や瞬間がある。
ミセス・コチャコ。
寒い冬は丸くなります。
ネコの肉球も良いが、揃えた手というのも可愛いものです。
ちょっと失礼・・・。
「お主、スキを見せたな。」
コチャコさん。あんた、目付き悪いよ。
ネコはカゴとか袋に入るのが好き。
こういうキリリとした表情は従来のコチャコらしい。
ネコは「寝る子」から来たコトバという説がある。
じゃっかん、怒りの表情。なに怒ってんねん。
これは、親を連れて旅行に行く前の晩の怒り。
「なあんか妙だなあ〜」という空気を、コチャコは気づいていたようです。
「置いていくなあ!」
よく、目を半開きで寝ることがある。
かゆい場所を掻け!掻くんだ!
よくマッサージや掻いてあげたりするが、気持ちが良いので永遠に終わらない。
「右が終わったから、次は左。もっと上!違う、もっと下!」
ネコは人を使うのがうまい。
ネコはようく、ぼんやり何かを見ていることがある。
コチャコは短毛なのもあるが、キレイ好き。
コチャコには、赤が似合う。
しかし、まったく何を考えているんだか・・・・。
何年付き合っても、ネコという不思議な生き物は分からない。
まあ、そこに惹かれるのですが。
と言うのも、今月の展示作品の中に「我が家の猫の一日」を撮影した写真があり、
1匹の同じ猫とは思えないほど、くるくると豊かな表情を見せていて、
思わず仕事の手が止まるほど見入ってしまっています。
本当に、たくさんの表情とたくさんの仕草とたくさんの思惑。
『ミセス・コチャコ』! センスあるネーミングですね(笑)
ご本人も、それにぴったりのミセスの貫録です。
そうそう、コチャコさんのこのちょこんと揃った手が、いいんです。
目はまみちゃんに似ていると思っていましたが、よく見ると
しっぽの感じも似ていますね。
旅行を察知した怒りと寂しさの表情が、涙を誘うほど切ないです。
「右が終わったから、次は左。もっと上!違う、もっと下!」
とは、私自身にも思い当たる感情(笑)
ママもいつか触らせてくれるでしょうか…
今日もびくびく・そそくさとご飯を済ませていきましたが、
まあ顔を見せてくれれば安心なのと、
察しがいいのか、落ち込んだ時にはしばらく横に居てくれるので、
それで充分です。
うちねこは、
かたちんばさんにもおそらく認めていただけるであろう、美人でした。
でも何だかヘン。何だろう…
すらりとした体に似合わず、ちょっと短足だったのです。
だから「お高くとまった美人」ではなく、愛嬌がありました。
今もどこかでちょこちょこ小走りしているでしょうか。
ずっと、とは叶わないことですが
コチャコさんもママも、うちねこもみんな、元気でいて欲しいと願います。
と昔の人が言うのも、確かによく分かります。
「我が家の猫の一日」
コチャコさんの場合は、今やすっかり外出しなくなり、日がな一日、家の中で人にべったり。
180度性格が変わってしまったようです。
人間で言えば80歳を超えたので、ご隠居ですね(笑)。
かつては、松の木に器用に登って、かなり高い所で爪研ぎなどなどやんちゃでしたが。
あれも遠い日になりました。
***
ママさんの話で思い出しましたが、幼い頃「ネコが撫でられた瞬間」の喜び。
犬というのは触れても、ネコはカンタンには触らせてくれない。
「どうしてなんだろ」と思いながら、親に飼ってもらえないのもあり、通りでネコと辛抱強く交渉した日。
沢田研二では無いですが、ネコを「抱きしめたい」と強烈に思っていた日。
ネコを家が認めて飼うに始まる30年。
ずいぶんと彼らとの付き合いのおかげで、習性を知り、それに伴い比較的野良猫とも友達になりやすくなれた。
でも、やっぱり顔見知りにはなれても、触ることがかなわない野良猫ちゃんも居ます。
でも、さくりんさん同様、顔見せに来てくれて・近くに居てくれるだけでも良い。
元気であれば。
それが、彼らなりのサインなんだと思います。
コチャコもそうでしたし。
***
ブログのコメントも写真添付出来たら良いですね(笑)。
あいきょうある「うちねこ」さんの写真が見たいものです。。。
まみちゃんが愛すべき・ドジなオバケのQちゃんに反して、コチャコさんは「お高くとまって」いましたが、次第に息子が乗り移ったように近づいて来ました。
ママさんとも、寄り添うに連れ、変化が現れるかもしれませんよ。
今年もお疲れ様でした。
行ってらっしゃい。
私は毎度の明日までです。
行ってきます。
今年は私も猫の魅力に触れることができて、本当によかったと思います。
今までがちょっともったいなかったな…
かたちんばさんもグーグーも『猫との永遠の距離』をおっしゃっていました。
そこに居ても届かない、苦しいほどの距離がある一方で
明日をも知れない、生き急ぐような私たちに
悠然とした生き方も見せてくれる。
あの小さな体に、とてつもない宇宙を秘めた素晴らしい『いのち』との出会いに感謝します。