こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2014年8月17日 日曜日 かたちんば・夏の100曲 ~過ぎ行く日々に、せめてもの杭を~

2014-08-17 13:37:40 | 音楽帳

短いお盆休み最終日。空は曇天。室内なのに28℃と涼しい今日。
起きてすぐ、煮干し・昆布・干ししいたけ・かつをををグツグツと煮込み、ラーメンのダシ取りをする。
植物に水を与えに行くと、ゴーヤくんが徐々に実が大きくなっている。

きゅうりは弱気になる中、ピーマン・ナスは淡々と順調にマイペースで育ち、食べた時にとっておいたカボチャのタネは爆発的に大きくなっている。My Secret Gardenの小宇宙に起きる事柄に、生命を教えられる日々。

ラジオは、高校野球から、安住さんの生放送へ切り替えする。

お盆のあいさつに行くと、両親ともども健康で居てくれる。
お袋は、元気で動き回っている。お互い此の世の束の間の幸福。
兄がお袋にプレゼントしたトーキングヘッズのベスト盤「ワンス・イン・ア・ライフタイム」。つまり一期一会(いちごいちえ)。それを聴いて踊りながら料理を作る80過ぎの母の姿に、マンハッタンの当時の白黒隔てない様を思い浮かべる。こんな偉大な母から産まれたことだけが奇跡。

CD「ワンス・イン・ア・ライフタイム」がエンドレスで流れ、痛みを伴って生きた80年代への想いが走馬灯のように、目の前の今として浮かぶ。



■トーキングヘッズ&ブライアン・イーノ 「ワンス・イン・ア・ライフタイム」1980■

1977年地点で”パンク”的な事象がロンドン・ニューヨークで発生していた。
それに気付かず、ピンクレディーに夢中だった私。
むちむちしたミーちゃんの肢体に、まだ手淫さえ知らない中、もんもんと欲情していた。

洋楽ではクイーンやABBAは知っていても、その翌年に世界の音楽に入っていくとは思ってもいなかった”私”。

トーキングヘッズがパンクに発生したのを知るのは、ブライアン・イーノとの革命的作品「リメイン・イン・ライト」からのシングル『ボーン・アンダー・ザ・パンチズ』とこのアルバムを主軸としたライヴFM。
それを基軸にして前後を聴いてきた。
1980年当時「おおげさな・・・」と思った少年だが、その後いろんな音楽を聴き込んでから、確かに”あれ”は様々な意味での大事件だったと気付く。
コトバで書くこと・と・本当に分かること・には大きな乖離があることを知る。

ベスト盤なるものが嫌いなのは、今も変わりない。カバー曲も同様。
それは”すでに終わった音楽”と表明することであり、総括することで葬り去ることを意味しているゆえがのこと。
アルバム「ワンス・イン・ア・ライフタイム」には”シティーズ”も無いし、言いたいことも大いにあるが、それは私が知らない未来人が勝手に見つける曲として残しておく、と解釈した。

■トーキングヘッズ、ロバート・フリップ&ブライアン・イーノ 「イ・ズィンブラ」1979■













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