【坂本龍一 「B-2UNIT」'80】
三島由紀夫の「金閣寺」にて、火を放った「どもり」の主人公のように、内側への思索は、外部への反応の悪さを招く。
わたしは独り者なので、正月休みのような長期休暇を一人で過ごし、「個」の時間が過大になると、すぐ内と外の膜に障碍ができてしまう。
錆び付かぬように、朽ちぬようにしないと、すぐにも膜が張り、内外の風通しが悪化し、外との対応が出来なくなる。
今年も、今、そのやばさに会っている。
しくじった。
月火の2日とも全く対応機能不全。
といって、焦ってはいけない。
さまざまに点在する橋頭堡をめぐりめぐりながら、次第に次第に世界に入っていこう。
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森田療法における、よく言う「あるがまま」は、「されるがまま」状況に流されることではない。
剣道の「打ち込み」のごときもの。
何千回と「あるがまま」と呪文を唱えてもむだなこと。
それが、概念や観念で止まる限り、しょせんはしょせん、その悪循環から抜け出ることは出来まい。
とどまることなく、よどむことなく。
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22:00帰宅
音楽
●アート・オブ・ノイズ 「レッグス」12インチヴァージョン
●坂本龍一 「E-3A」
●坂本龍一+大村憲司+アンディ・パートリッジ 「Not The 6 O'clock News」