こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

坂本龍一 のサウンドストリート 1984年06月05日 「YOU」100回特集

2007-12-08 09:48:48 | 坂本龍一のサウンドストリート


 糸井さんの「YOU」との同時中継の企画。
「YOU」のスタジオの中に箱を作って、そこで「サウンドストリート」をやっていた記憶がある。

***

【アルコ堂ホームページより】
NHKのTV番組YOU(今のソリトンの前身?番組)のセットの一部に確かガラス張の部屋を作り、そのなかをサウンドストリートのスタジオとし、ゲストはそのスタジオとYOUのスタジオをいったりきたりして番組を進行しました。
YOUは7/9に放送されています。

TVの司会は糸井重里、河合美智子(現オーロラ輝子)ゲストは中沢新一、鴻上尚次、原田知世でした。
ちょうどニューアカデミズムがブームになっていた頃で、「逃走」や「煮詰まり」、「送り手と受け手」等をテーマに番組が進みました。
ゲストの行き来が頻繁で、ちょっとあわただしい放送でした。

当時のニューアカデミズムは、今から考えると余裕というかゆったりとものを考える時間があったのだなあという印象もあります。

***

<中沢新一とのトーク>

1・ローリー・アンダーソン 「KOKOKU」

<河合美智子が「YOU」の方から入ってくる。>

2・DavidSylvian 「ノスタルジア」



<新井素子が入ってくる。>

3・カーメル 「TheDrumIsEverything」

<「YOU」の糸井重里・鴻上尚司との中継>

鴻上「私も来たくて来たんじゃないです。
ラジオは飽きたんですよ。暗いなあ~。
僕はまだ25なんですよ。
浅田彰をどう潰すか考えましょう。」
中沢・坂本「なんであんな可愛い人を。」
鴻上「フォーク歌手みたいでしょ。」
中沢「どのへん?」
鴻上「さだまさしとか。」

坂本「そっち(YOU)はどういう話していたの?
こちらは、クロウトがいかに行き詰っているかを話してたの。」
鴻上「シロウトもねえ~。長く生きてりゃ行き詰まってきますよ。」

糸井「芝居初めて何年?」
鴻上「3年です。」
糸井「3年で行き詰まりなんてよく言うよ。」

糸井「受け手の方が長くなかった?要は、見る側として。」
鴻上「随分芝居見たけど、面白いものなかったから。」
糸井「それで作るようになったの?」
鴻上「それもありますね。」
糸井「それで、ボロクソ言われたらどうするの?」
鴻上「言われたことないですからねえ。」
糸井「・・・坂本君。いびる?」
中沢「若い者いじめしようか。」

糸井「3年だと、まだ受け手感覚じゃない?」
鴻上「送り手になったら終わりですね。
いつまでも、受け手感覚でいないと。」

河合「昔は1つの目標があって、それに対して努力するというのがあったけど、
今はチャンスがそのへんにゴロゴロあって、急に送り手側に変わっちゃう人が多いなと思う。」
鴻上「意気込んでやると、潰れるんじゃないかな。」
中沢「逆に、戻れるでしょ?」
坂本「本当に、すぐ戻れるんだよね。
今は、僕は、1回始まっちゃったから、戻りにくいじゃない。
自分のお金で生きてる人が居たりすると。」
中沢「なるほど。」
坂本「だから、浅田君じゃないけどさ。
すぐ逃げる、戻れるようにしておかないと・・・。」

4・オカモト・セイロウ 「マーブル・ウォーター」(デモ・テープ)

<原田知世が入ってくる。>

河合「原田さんと話しちゃった・・。あとでサインください。」
坂本「実に、受け手的な会話。」
中沢「私もサインください。」
坂本「僕も。」

5・戸川純 「レーダーマン」



<糸井重里が入ってきた。>

6・細野晴臣 「ゼビウス」

<荻野目慶子が入ってくる。>

ゲーム「ゼビウス」を作っているクリエイターも入ってきた。

クリエイター「コンピューター時代は必ずやってきますから。
やれない人はニンゲンやめるしかない、という。」

7・メビウス・プランク・ニューメイヤー 「ビッチ・コントロール」

***

 80年代は、糸井重里が、かつてゲバ棒を振るって、学生運動をしていた、そのゲバ棒を「コピー」という別の手段に変えて、日本の社会構造を壊していった時代だった。
 「プロ」と「アマ」、「クロウト」と「シロウト」、「カルチャー」と「サブカルチャー」、「送り手」と「受けて」の落差を融解させてしまった張本人=確信犯が、糸井重里である、と僕は思っている。

それは、まさに「革命」であり、僕は、その「革命」を体感した。
大きな時代の変革を目の当たりにした1人である。

・・・・という訳で、いまや、こうして、その20数年後、
世界全体に開いた「窓=Windows」から、1個人が、カンタンに世界への「送り手」になれる時代になってしまいました。
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流民たちの明けない孤独な夜。

2007-12-08 06:52:49 | 雑記帳


ひたすら反省と落ち込みの朝でした。

今日は、早く起きなければいけなかったのです。
というのも、師走ですし、寒い朝のつらさも、仕事の陰鬱さも増す中、早く起きるのはつらいです。
幼い頃から、朝が嫌いで、寝起きが悪く、午前中、調子が悪いのは、40を過ぎても変わらない。

早く起きる自信の無い自分は、とある人に、モーニングコールを頼みました。
とはいえ、5分おきに、アラームが鳴るようにも時計の設定もしたのですが・・・。

結果。

起きる時間を50分オーバーして起きることに・・・。

しかも、モーニングコールの着信は、25件・・・。

***

記憶なし・・・

生きる電池もなし・・・

布団の横に、お茶は飲みっぱなし・・・

パソコンはつけっぱなし・・・

酒臭し・・・

ひたいは油ギッシュ・・

髪は逆立ち、サリーちゃんのお父さんみたく、角が出ていて・・・

それでも、ヒゲもそる間もなく・・・

家を飛び出ました。

ああ、こんなにしてもらっても起きれない自分は、死んでしまいたい。

そう思いました。

そういう汚い格好で始まった1日は、憂鬱そのものでした。

***

独身の「早死に」の確率は、妻帯者より大きい。
そういう事実があることを、本で読んだことがある。

それは、現代のように、核家族という言葉さえ古く感じるようになった、独身だらけの、浮遊する流民たちの国と化した、今の日本にもあてはまるのだろうか?

今、ふたたび、そういう統計値を知りたくなった。

20時に帰り、独りパスタを食べ、タモリ倶楽部を見て、音楽を聴きながら缶ビールを2本飲み、夜中、明かりを付けっ放しで、2時に寝て、明け方6時にぐったり起きる・・・

こんな不規則な生活をしているダメニンゲン。
そういう僕はいつまで生きていけるのだろうか?
コメント (2)
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