「カバー曲」という分野があるが、最近の「安直に」他人の名曲をカバーするという傾向に納得がいかない。
はっきり言えば、たいていのカバー曲は、原曲の良さを壊してしまう。
ゴミばっかりだ。
●自分が好きだから演奏する、という→他者の視点が欠落したミュージシャン。
●自分では大した曲が書けないからと→カバーに逃げ込むガラクタミュージシャン。
最近のCMの「カバー曲」ブームの背景には、過去のヒット曲をTVのCMなどでかける権利を得るのに大金がいるので、三流歌手・三流ガラクタミュージシャンに、電通あたりが絡んで、安上がりに演奏させるという流れがあるようである。
***
今日は、ジョン・レノンの命日。
そんな日に、そういうことの真の意味は考えず、
ビートルズやジョン・レノンの曲が、そこここで「安直に」演奏されている。
はっきり言って、ビートルズやジョン・レノンが演奏しているから素晴らしいのであって、「お前ら、三流どもが歌っても、何の感動もねえよ」と言いたくもなる。
勘違いもはなはだしい。
こういうことでカネを手にしているガラクタミュージシャンどもは、早く死んで欲しい。
***
そんな中、珍しいことだが、ビートルズの1966年の「リボルバー」に入っている「Tomorrow Never Knows」という名曲には、3つの優れたカバーが存在する。

その3つは、三人三様の、どれもが、独自の解釈を持つ、素晴らしいカバー曲となっている。
まあ、原曲が素晴らしいゆえではあるが…
①まずは、高橋幸宏の「イーゴ」に入っている「Tomorrow Never Knows」。

このカバーが一番原曲に近いかな?
原曲の持つサイケデリックな、インド調の部分が生かされている。
しかし、幸宏は、エーゴが上手いし、熱心なビートルズ世代なので、ツボを押さえたカバーとなっている。
②1983年のモンスーンの「サード・アイ」に入っている「Tomorrow Never Knows」。

インドのミュージシャンが、エレクトロニクスを使って、ビートルズをカバーするというのも、良い趣味。
ビル・ネルソンのつややかな流暢なギター、ささやくようなシーラ・チャンドラのボーカルが素晴らしい。
③は、ダニエル・ダックスの「Tomorrow Never Knows」。

リバーブやエコーが多用されて、全体に「ふわんふわん」とかかり、かなりニュー・ウェイビーな出来。
これも素晴らしい。
途中、トーキングヘッズの「リメイン・イン・ライト」の「Once In A Lifetime」の小節がサンプリングされているのも面白い。
ゴミみたいなカバー曲しかない、現在の音楽界の中、これら3曲ともオススメである。
***
ちなみに、自分は、「イマジン」という曲を、この命日にかけるエセ音楽ファンが嫌いである。
以上
はっきり言えば、たいていのカバー曲は、原曲の良さを壊してしまう。
ゴミばっかりだ。
●自分が好きだから演奏する、という→他者の視点が欠落したミュージシャン。
●自分では大した曲が書けないからと→カバーに逃げ込むガラクタミュージシャン。
最近のCMの「カバー曲」ブームの背景には、過去のヒット曲をTVのCMなどでかける権利を得るのに大金がいるので、三流歌手・三流ガラクタミュージシャンに、電通あたりが絡んで、安上がりに演奏させるという流れがあるようである。
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今日は、ジョン・レノンの命日。
そんな日に、そういうことの真の意味は考えず、
ビートルズやジョン・レノンの曲が、そこここで「安直に」演奏されている。
はっきり言って、ビートルズやジョン・レノンが演奏しているから素晴らしいのであって、「お前ら、三流どもが歌っても、何の感動もねえよ」と言いたくもなる。
勘違いもはなはだしい。
こういうことでカネを手にしているガラクタミュージシャンどもは、早く死んで欲しい。
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そんな中、珍しいことだが、ビートルズの1966年の「リボルバー」に入っている「Tomorrow Never Knows」という名曲には、3つの優れたカバーが存在する。

その3つは、三人三様の、どれもが、独自の解釈を持つ、素晴らしいカバー曲となっている。
まあ、原曲が素晴らしいゆえではあるが…
①まずは、高橋幸宏の「イーゴ」に入っている「Tomorrow Never Knows」。

このカバーが一番原曲に近いかな?
原曲の持つサイケデリックな、インド調の部分が生かされている。
しかし、幸宏は、エーゴが上手いし、熱心なビートルズ世代なので、ツボを押さえたカバーとなっている。
②1983年のモンスーンの「サード・アイ」に入っている「Tomorrow Never Knows」。

インドのミュージシャンが、エレクトロニクスを使って、ビートルズをカバーするというのも、良い趣味。
ビル・ネルソンのつややかな流暢なギター、ささやくようなシーラ・チャンドラのボーカルが素晴らしい。
③は、ダニエル・ダックスの「Tomorrow Never Knows」。

リバーブやエコーが多用されて、全体に「ふわんふわん」とかかり、かなりニュー・ウェイビーな出来。
これも素晴らしい。
途中、トーキングヘッズの「リメイン・イン・ライト」の「Once In A Lifetime」の小節がサンプリングされているのも面白い。
ゴミみたいなカバー曲しかない、現在の音楽界の中、これら3曲ともオススメである。
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ちなみに、自分は、「イマジン」という曲を、この命日にかけるエセ音楽ファンが嫌いである。
以上