今日は、つくばに行き、直帰で早く帰った。
早くと行っても、19:00だが。
早く帰ったので、洗濯をし、ビールを飲みながら、珍しく、テレビを見た。
「江原啓之スペシャル」という番組をつい見てしまった。
「スピリチュアルカウンセラー」というナゾの多い職業をはやらせた江原啓之の特集だった。
この江原啓之については、賛否両論が多くあり、自分はどうなのか?と言われると、
「幼い頃から、UFOや幽霊など、非常に興味持って生きてきたニンゲンなので、興味はあるが、真偽はわからない」ということ。
41歳になったUFO少年は、いまや死後の世界や「霊」という存在は無いものと思っている。
ニンゲンは「死ねば、みな灰になる」と、自分に対しては言い聞かせている。
自殺しかけた少年は、いまや、死ねば終わりと思って、「生」への執着をみせている。生きれるなら100歳までも生きたい。
死ねば終わり、いかにしてでも行き続けること、それが真実だと思っている。
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今まで、色んなニンゲンが「死後の世界」だの「霊の存在」だの、いろいろ言いながら、結局は誰もその存在を説明できずに、あいまいにすませてきた。
そんな中、江原啓之という人は大変興味がある。
そういう「何かわからないが存在するもの」を、今、自分は、100とも言わないが、0とも言わない。
そういうなんらかのものはあるはずではあるが、誰もその深層には至っていない。
そして、その「なんらかのもの」を、41歳になる自分も未だ答えを出せずにいる・・・
ただ1ついうなら、今夜の「スペシャル」は、出てくる事件の被害者が、「有名」であり、「みんな可愛い」という点において、いかにも「テレビ流の加工術」だな、と思っただけだ。
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そんな折、思い出したのが、幸宏の「Broadcast From Heaven=天国からの中継」である。
幸宏は、基本的に、自分の神経症傾向と戦う人であったが、このアルバムの頃は、まさに「スピリチュアル」なものに傾いていた。
アルバムとしては、大好きなもので、違和感は覚えないが、この頃、実は、「幸福の科学」に執筆をしたりして、かなりあやうい方向に傾倒していたことは事実である。
それが、古くからの付き合いの景山民夫(故)に影響されたものかどうかはわからないが・・・。
幸宏は、その自分が抱える神経症的現象が、どの方向に傾くかにより、作品の質を変えてきたともいえる。
90年以降、ひたすら「全能感」に至ったところで発生した音楽には、とてもでは無いが、絶望したものだが・・・。
ファンの一方的な欲望だが、基本的に、幸宏は、多少病んだ神経の状況下の方が、良い作品を生む。
幸宏は、今、江原啓之のことをどんなコトバで語るんだろうか?
彼に質問をしたくなった。