この曲を知ったのは、84年くらいの東京12チャンネルの「日立サウンドブレイク」だった。
当時、MTVが流行になっていた頃、かたや、毎週独自の映像に音楽を選曲して、1つのストーリーを作る環境イメージビジュアルを展開していた。
12チャンネルは、ひそかに、いつも先を行って、マニアックな番組を作っていたが、これもそういった番組。
土曜、夜の11時からの30分、僕は毎週、その詩的な番組を楽しみにしていた。
1984年11月の回、南国の美しい島の上空からの映像に伴い、ブライアン・イーノの「ファースト・ライト」で始まった。
密林の茂り、首を上下に垂れるヤシの木の間から、青い空が見える。
この映像にあわせてかかったのが、このミルトン・ナシメントの「The Call (Chamada)」だった。
鳥の声、木々のざわめきの中、スパニッシュなギターをバックに、男とも女ともつかない高い声のヴォーカルが、詩にはならないコーラスを歌う。
ひたすら、自然の音しかない世界に響くその声は切なく、空に届くかのようだ。
是非、そういったシーンの風景に出会ったら、聴きたいと思いながら、僕は、夏になるとこの曲を聴く。
目をつむると、そのシーンまでもが浮かぶような曲である。
当時、MTVが流行になっていた頃、かたや、毎週独自の映像に音楽を選曲して、1つのストーリーを作る環境イメージビジュアルを展開していた。
12チャンネルは、ひそかに、いつも先を行って、マニアックな番組を作っていたが、これもそういった番組。
土曜、夜の11時からの30分、僕は毎週、その詩的な番組を楽しみにしていた。
1984年11月の回、南国の美しい島の上空からの映像に伴い、ブライアン・イーノの「ファースト・ライト」で始まった。
密林の茂り、首を上下に垂れるヤシの木の間から、青い空が見える。
この映像にあわせてかかったのが、このミルトン・ナシメントの「The Call (Chamada)」だった。
鳥の声、木々のざわめきの中、スパニッシュなギターをバックに、男とも女ともつかない高い声のヴォーカルが、詩にはならないコーラスを歌う。
ひたすら、自然の音しかない世界に響くその声は切なく、空に届くかのようだ。
是非、そういったシーンの風景に出会ったら、聴きたいと思いながら、僕は、夏になるとこの曲を聴く。
目をつむると、そのシーンまでもが浮かぶような曲である。