京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

奈良県香芝市 卯之庵(うのあん) 親子丼

2020年06月15日 16時03分00秒 | 日記
 妻の仕事がコロナの影響で週三日在宅勤務(?)になり、この日もランチへ奈良県香芝市にある日本料理の"卯之庵"さんへ。





こちらの料理店は知りませんでしたが、テレビで奈良県のブランド鶏"大和肉鶏"を使った親子丼の食レポが放映されていて美味しそうだったのでチェックしていました。

香芝市なら車で1時間もかからないので早速行く事にしました。

和服の仲井さんの案内でテーブルがふたつの個室に通され、メニューの説明から、、、


(いい額が掛っていたので、、、常に仏心を持つのは難しい事ですが、心掛けでも持ち続けたいものですね。)

日本料理店だけあり懐石料理がメインに、、、有りました、最後に親子丼が!
迷わず親子丼を注文。



丼に汁物、小松菜ときのこのおしたし、香の物が付きます。

さすがに奈良ですね!紫蘇の葉がメインのしば漬けの隣りには奈良漬が添えてあります。







白髪ネギの中には色の濃い卵黄が載っています。
玉子の半熟具合も絶妙です。
さすが奈良県が誇るブランド地鶏"大和肉鶏"は歯応えがあり、噛むほどに味が出てきます。
夢中で頂きました。非常に美味しかったです。

欲を言えば、もう少し鶏が大きければ、さらに肉の旨味を味わえたのかなぁと思いました。



最後にはデザートも付きます。
キウイにオレンジ、アメリカンチェリー、イチジク、、、この季節でもイチジクがあるのですね!好物だけにありがたかったです。








帰りには給仕をして頂いた仲井さんが外まで見送ってくれました。






嵯峨野 祇王寺の新緑

2020年06月15日 07時00分00秒 | 日記
 奥嵯峨にある祇王寺は平家物語にも登場する白拍子祇王ゆかりのお寺です。





時の権力者平清盛の寵愛を受けていた祇王は、やがてその寵愛は仏御前にうつりにます。
都を追われた祇王、妹の祇女、母親の刀自と共に出家し、ここ祇王寺に長過ぎる余生を送ります。
祇王の哀れさを知った仏御前も出家し、四人は一緒に生活するようになります。







人の手が入っているとは言え、新緑と苔の美しさ、自然観は嵯峨野でも1、2位を競います。

そんな祇王寺ですが、明治初年には廃寺となってしまいます。
これを悲しんだ当時の大覚寺門跡が再興を計画し、それに賛同した第三代京都府知事北垣国道が持っていた別荘の一棟を寄進し、再興されました。それが現在の本堂です。







北垣国道は京都府知事、北海道知事、貴族院議員を歴任、京都府知事時代には琵琶湖疏水の建設を推進し京都復活の足掛かりを作った大功労者です。
忙しい政治の合間に、この別荘で次への英気を養っていたのかもしれないですね。
もっと陽が当ってもいい人物だと思います。





祇王、祇女、刀自の墓と清盛の供養塔が並んでいるのは不可思議な感を受けざるを得ないですね。



次に、すぐ隣りにある滝口入道と横笛ゆかりの滝口寺へと参ります。