京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

如意ヶ岳(大文字山)

2020年06月01日 05時42分00秒 | 日記
 慈照寺銀閣を拝観後、久しぶりに大文字山へ。





慈照寺銀閣の隣りには浄土宗寺院の浄土院(別名:大文字寺)があります。かってはこちら浄土院が大文字山を管理されていました。

現在は保存会が出来て、そちらが山を管理していますが、護摩木の受付は浄土院前で行われ、8月16日の五山の送り火の日には浄土院のご住職が山に登られ読経を唱えながら午後8時ちょうどに火床に点火されます。(今も五山の送り火にゆかりの深いお寺です。)

火床は75ヶ所もあり第一画は80m、第二画は160m、第三画は120mもある巨大さです。

また、保存会の私有地ですが五山の山では唯一、一般の方にも解放されていて多くの市民のハイキングコースになっています。

如意ヶ岳の山頂は472mありますが火床までは422mで、僕の脚で40分くらいで登れます。





登山道は整備されているので比較的楽に登れます。



途中に写真の様なネットが数カ所設置されています。これは麓から火床の近くまで設置されたケーブルで護摩木を運ぶのに使われます。



最後にあるこの石段がキツイです。
僕は自分で"心臓破りの石段"と大層な呼び名を付けています。

この石段を突破するとまたまた、丸太の段が数m続きます。

しかし、ここを抜ければ疲れを忘れさせてくれる絶景が待っています。





手前に見えるのは吉田山。その先には京都大学のキャンパスが広がっています。
その奥、左側に左右(南北)に長い緑地は御所のある京都御苑です。

吉田山と御苑の間に左右に拡がる緑地帯は賀茂川と高野川の合流地点に広がる糺の森です。その北の端には世界文化遺産の賀茂御祖神社(下賀茂神社)が鎮座されています。
最も奥(西側)の高い山が先日登った愛宕山です。





ここが大の字の中心の火床で、背後には弘法大師空海をお祀りした祠があります。

ここで昼食を頂きました。京都市内を一望しながらの食事は最高ですね。食後の缶コーヒーでも、いつもの何倍も美味しく感じます。



ここが"大"の文字の先端の火床です。



南東方向に目を向けると天王山が見え、その向かいには京都の裏鬼門を守護する石清水八幡宮が鎮座される男山が見えます。

その間には宇治川、木津川、桂川の三河が流れ、合流し淀川となります。
大阪の高層ビル郡、あべのハルカスも見えました。

大文字山を下山し、"銀閣寺前"のバス停から100番の市バスで祇園へと向かいます。