京都長岡京市粟生(あお)にある光明寺は浄土宗の宗祖法然上人が初めて「お念仏」の教えを説かれたところで現在は西山浄土宗の総本山です。京都にある浄土宗の本山四ヶ寺のひとつです。
秋も深まると素晴らしいもみじのトンネルとなります。
春は新緑、秋は紅葉と見どころ多いお寺です。境内の拝観は無料ですが秋の紅葉シーズンには有料で釈迦堂や大書院、小書院を拝観でき多くの寺宝を見ることが出来ます。
総門から御影堂への参道は新緑で溢れています。
まずは御影堂で法然上人像にお詣りします。上人御自作の像と言われ、大切にされていた母君からの手紙を張り合わせて作られた御像で光明寺のご本尊でもあります。
この御影堂の裏には法然上人の御遺骨を安置している御本廟があります。
御影堂前には鐘楼が、その横には経典を持った法然上人像があります。
御影堂の内陣です。法然上人像には幕が張られていて直接拝む事は出来ませんでした。
釈迦堂に通じる勅使門です。新緑が眩しく感じます。
この近くに御火葬跡があります。
法然上人の御遺骸は他宗からの迫害から逃れる為に弟子たちにより密かにこちらに運ばれて荼毘にふされました。
死後15年も経て荼毘にふされたのですから
いかに従来の仏教勢力が権力を持っており、自分達の保身に走っていたのかがわかるお話ですね。
また、いかに鎌倉新仏教の布教が困難であったのかが、わかるお話でもあります。
帰りは"もみじの参道"を通ります。
光明寺の鎮守社です。
秋も深まると素晴らしいもみじのトンネルとなります。
途中にある医薬門もすっかりと青もみじに溶け込んでいます。
御朱印も浄土宗の始まりの地を表す「浄土門根元地」と書かれています。
光明寺の前に"柳谷観音"とも呼ばれる楊谷寺に参拝しています。
次に同じ長岡京市にある勝竜寺城公園へと向かいます。