永観堂禅林寺は浄土宗西山禅林寺派の総本山です。
山の麓にあるのはウェスティン都ホテル、その左下に見えるのは南禅寺三門です。
平安時代からもみじの名所で、藤原俊成が歌にも残しています。
毎年、新緑と紅葉の時期には訪れる寺院です。
お寺のご由緒については駒札をご覧下さい。
大玄関を入ると諸堂が回廊で結ばれているので雨の日でもお参りが出来ます。
釈迦堂横の新緑です。いつもは外国人の多い永観堂ですがコロナの影響で日本人の参拝者すら少ないです。
下の写真は"悲田梅"と呼ばれ、永観律師が梅の実を貧しい病人に施したと言われる梅の木です。
諸堂に溶け込む新緑は"見事"につきます。
永観堂のポスターには必ず登場する阿弥陀堂のご本尊"みかえり阿弥陀"をお祀りしている阿弥陀堂です。
慶長12年に大阪から移築されたお堂で、内部は極彩色に彩られています。格天井には「百花」が描かれていますが、残念ながら内部は撮影禁止になっています。
みかえり阿弥陀と永観律師どの逸話は現在にも通じるものがあります。
ある日、永観律師は夜を徹して念仏行に励んで夜が明け始めた頃、永観律師は緊張が緩んだ一瞬、永観律師の前に阿弥陀さまが現れ「永観、遅し」と言われました。
現代の皆が忙しい世の中ではありますが一瞬でも自己を見つめ直すきっかけになるのでは、と思います。
⑴遅れる者を待つ姿勢
⑵思いやり深く周りを見つめる姿勢
⑶自分自身を顧み、人々と共に前に進む姿勢
一日数分でも己を振り返る時間は必要に思えますね。
永観堂の見どころのひとつ多宝塔へと通じる"臥龍廊"です。山の斜面に沿って造られた廊下で上から見ると"龍が臥している姿"に見える事でしょうね。
堂内の拝観を終え、庭園を散策します。
多宝塔まで来ました。
山の麓にあるのはウェスティン都ホテル、その左下に見えるのは南禅寺三門です。
真ん中の小高い山は"黒谷さんで"金戒光明寺"と"真如堂"があります。
受付でお願いしていた御朱印を受取り、次に真如堂へと向かいます。