宇治の三室戸寺から嵯峨野に来ました。
まずは、お気に入りのお寺宝筐院です。
ご覧のように緑が非常に綺麗で心癒されます。
人力車"えびす屋"さんの車夫の方も必ずこちらを案内されています。
また、晩秋の紅葉は見事なものがあります。
この辺りまで来ると人が少なくなり、ゆっくりと拝観出来るのもいいですね。
まずは本堂でご本尊さまにお祀りします。本堂から障子、欄干越しに見る青もみじも秀逸で、これから庭園を巡る楽しみが膨らみます。
向かって右側は南北朝時代に南朝方で活躍した楠木正成の嫡男正行(まさつら)の五輪塔で正行の首が葬られています。
五輪塔前の石灯籠の「精忠」は富岡鉄斎による揮毫です。
左側は室町幕府二代将軍足利義詮(よしあきら)の墓で三層石塔です。
後に南朝方の正行の忠臣ぶりの話を聞いた義詮は正行の人柄に惚れ込み、自分の死後はその傍らに葬るよう遺言したそうです。
庭園は回遊式になっていて四季それぞれの花々が咲いていて宝筐院を訪ねる楽しみのひとつです。
受付でお願いしていた御朱印を受取り
次にさらに奥嵯峨にある祇王寺へと向かいます。