京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

南山城の古寺⑦ 海住山寺 (重文 十一面観音立像)

2019年05月10日 05時52分02秒 | 日記
現光寺の素晴らしい十一面観音さまにお祀り後、こちら現光寺を管理されている海住山寺を訪ねます。



海住山寺のご由緒は、聖武天皇が恭仁京造営を始める6年前の天平7年(735)と伝わります。その後、火災に遭い伽藍の全てを失っています。
その後、70余年を経た承元2年(1208)笠置寺におられた解脱上人貞慶が移り住み、海住山寺として再興されました。





海住山寺のシンボル的存在五重塔は国宝に指定されており、貞慶の法灯を継いだ慈心上人覚真(藤原長房 1170-1243)が建保2年(1214)、解脱上人貞慶一周忌の供養の際に解脱上人が存命中に後鳥羽院から拝領していた東寺、唐招提寺の仏舎利を納めるために建立した塔です。





小さいながら容姿が美しいのと、心柱が初層で止められている点、裳階(もこし)が付けられている点が特徴です。

現在、本堂の屋根の葺き替え工事中ですが通常通り拝観できます。






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