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手塚夏子道場破り企画2期目 前半戦を見に藤野へ。自宅から1時間半くらいで、こんな山並みがパワフルな景色のところに来られるんだー、と駅に着いてまず感動。第2期の道場破りは、捩子ぴじん、中村公美、山賀ざくろ、黒沢美香(本人は今回不参加)の手法を本人と共に分析し、それを実際本人を前に踊ってみる(だから「道場破り」)。コンテンポラリー・ダンスが仮になんでもありだとしても、どうでもよいはずはなく、身体が動くためには、動機とか理由とか、こうであり故にこれ以外ではありえないと感じられるしくみがなければならないはず。その個人様式=手法を手探りで輪郭づけ、そしてそれを共有してみる。身体というメディアとは何なのかを外側から観察し内側から実演することでひらく、知的でありかつ徹底的にフィジカルな試み。面白かったのは、普通ならば、他人の手法、例えば師匠の手法は形をまねることで学習するもの。外をまねることで内に近づく。手塚は、逆で、内というかコンセプトを解明し、そのコンセプトをやってみる。だから外見は当人のそれと随分違っていたりする。
ダンサーたちと孤軍奮闘しているこのプロセスは、とてもとても豊かで、崇高である。世間の目がもう少し彼女に向いてくれればと願う。単純に、レクチャーのパフォーマンスとしても、刺激的で面白いものだった(分析→映像での実例→手塚のチャレンジ→本人の実演と進行もスムーズで内容濃密)。彼女のこうした成果を、彼女を講義のゲストに招くなどして社会に活かしたらどうだろうか。舞踊系、舞台芸術系の科目のある大学関係者のみなさま。予定では、五月あたりに、藤野の廃校で、後半戦をするという話を聞いた。次回も是非行ってみたい。やまなみ温泉入り逃した。
手塚夏子道場破り企画2期目 前半戦を見に藤野へ。自宅から1時間半くらいで、こんな山並みがパワフルな景色のところに来られるんだー、と駅に着いてまず感動。第2期の道場破りは、捩子ぴじん、中村公美、山賀ざくろ、黒沢美香(本人は今回不参加)の手法を本人と共に分析し、それを実際本人を前に踊ってみる(だから「道場破り」)。コンテンポラリー・ダンスが仮になんでもありだとしても、どうでもよいはずはなく、身体が動くためには、動機とか理由とか、こうであり故にこれ以外ではありえないと感じられるしくみがなければならないはず。その個人様式=手法を手探りで輪郭づけ、そしてそれを共有してみる。身体というメディアとは何なのかを外側から観察し内側から実演することでひらく、知的でありかつ徹底的にフィジカルな試み。面白かったのは、普通ならば、他人の手法、例えば師匠の手法は形をまねることで学習するもの。外をまねることで内に近づく。手塚は、逆で、内というかコンセプトを解明し、そのコンセプトをやってみる。だから外見は当人のそれと随分違っていたりする。
ダンサーたちと孤軍奮闘しているこのプロセスは、とてもとても豊かで、崇高である。世間の目がもう少し彼女に向いてくれればと願う。単純に、レクチャーのパフォーマンスとしても、刺激的で面白いものだった(分析→映像での実例→手塚のチャレンジ→本人の実演と進行もスムーズで内容濃密)。彼女のこうした成果を、彼女を講義のゲストに招くなどして社会に活かしたらどうだろうか。舞踊系、舞台芸術系の科目のある大学関係者のみなさま。予定では、五月あたりに、藤野の廃校で、後半戦をするという話を聞いた。次回も是非行ってみたい。やまなみ温泉入り逃した。