kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

トンボの背中にいる神様

2008-07-27 19:02:55 | 霞んだ光景
Tonbo08072701


 子どもの頃、トンボの尾を切り取り、稲わらなど差し込んで飛ばしていると、「トンボには神様がついているから、そういうことをすると罰があたるぞ」と叱られたことがある。
 
 たしかに、羽と羽の付け根の間に、なんとなく神様か仏様に見える形がある。
 トンボは害虫を食べているから、殺すなということだったのかもしれない。

 人は、さまざまなものに神や仏の姿を見つけ出す。そして、その姿を利用することもある。
 例えば、水辺の危険な場所には、「水神様の場所だから・・・・」と、子どもを近づけないようにする大人の智恵だったのだろう。
 
 小さい時、聞かせられたことが、いまだに影響しているのか、トンボの背中を見ると神か仏かはわからないが、人に似た姿に見えてしまう。
 
 写真は、そっと近づいて撮影したもので、殺してから写したものではない。
 なにしろ、神様を背負った動物なのだから・・・・。
 
 



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