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ガソリンは98%、需要並みに収まる 6月の販売動向、前年の仮需の影響も

2024-07-08 07:05:17 | 日記
本紙推計による石油元売各社の6月の販売動向によると、ガソリンは前年同月比98%で中旬に比べるとややポイントを落とした。2022年比では105%となる。
6月のガソリン販売は、沖縄・奄美以外の各地で梅雨入りが遅れ、中旬までは気温が上昇。カーデアコンの稼働率が向上し、ガソリン需要を押し上げた。下旬には本州の各地で梅雨入りしたが、一部地域で大雨による被害が発生したものと、雨そのものは長続きせず、どちらかというと空梅雨の状態が続いている。
このように6月は比較的ガソリン需要が伸びる条件がそろっていたものの、おもに円安によるガソリン小売価格の高止まりに加え、前年6月末は仕切価格の大幅値上げを前にした仮需が発生しており、今年はその分、ポイントを落としたものとみられる。結果的には構造的な需要減退ペースといわれる前年比▲2~3%の範囲にとどまった。

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