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2ヵ月連続値下げ、重軽格差は再び逆ザヤに サウジ10月積OSP、米国シェールの牽制も

2020-09-08 07:35:07 | 日記
サウジアラムコは7日、石油元売各社に2020年10月積の公式販売価格(OSP=Official Selling Price)フォーミュラを通知したが、1バレル当たりスーパーライト+0.55ドル、エクストラライト▲0.80ドル、ライト▲0.50ドル、ミディアム▲0.30ドル、ヘビー▲0.30ドルとスーパーライトを除きOSPはマイナス(ディスカウント)となった。OSPは、ドバイとオマーンの月間平均価格に加減される。
前月比では、スーパーライトが1.50ドル値下げ、エクストラライトが1.50ドル値下げ、ライトは1.40ドル値下げ、ミディアムは1.20ドル値下げ、ヘビーは0.90ドル値下げとなるなど、2ヵ月連続で全面値下げとなったほか、ライトとヘビーの重軽格差は、▲0.20ドルで今年6月積以来4ヵ月ぶりの「逆ザヤ」になった。
なお、石油元売は5月頃から毎月OSPの改定幅を仕切価格に反映しているが、10月積のアラビアンライトのOSP改定幅(1.40ドル値下げ)は、現時点の為替レートで計算すると、10月末または11月初旬に0.9円程度のマイナスのインパクトとして反映される可能性がある。

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