石油通信社のブログ

石油通信社は、石油エネルギーを中心とした情報を発信しています。

19年ガソリン購入世帯、初めて60%超える 家計調査、ライトユーザー増え購入横這い

2020-02-12 07:51:05 | 日記
総務省がまとめた、2019年(1~12月)平均の家計調査によると、全国の2人以上の世帯のガソリン購入数量は、480.3リットルで前年比1.9%増加している。2年連続の増加となり、1ヵ月当たりの平均は40.02リットルで0.73リットル増加。14年の40.36リットル以来5年ぶりに40リットルを超えている。
また、購入頻度は17.02回で0.31回増加。1ヵ月当たりでは1.42回で0.03回増。2019年内に一度でもガソリンを購入した世帯数は、60.36%で1.45ポイント増加している。
年平均の購入世帯数が60%を超えたのは、家計調査が現在の形になった2000年以来初めて。これまでの最高は13年の59.42%、次いで08年の59.37%だった。
19年のガソリン購入動向は、ゴールデンウィーク期間が長いほか、夏休みや年末年始の休暇など、働き方改革により企業の従業員が休みを取得しやすい環境が整備されたことなどがあげられ、マイカー需要などが拡大したとの見方もある。一方で購入数量を購入頻度で割った給油1回当たりのガソリン購入数量は、28.22リットルで前年の28.21リットルとほぼ同水準で推移するなど、ハイブリッド車の普及やガソリン車の燃費向上が大きく影響しているほか、レンタカーやカーシェアリングなどのライトユーザーの増加も影響している可能性がある。
家計調査によるここ数年のレンタカー・カーシェアリングの利用状況(利用頻度)は、16年に年間0.09回だったものが19年には0.18回に増加。利用世帯は16年の0.64%から19年には1.18%に増加するなど、数値こそ小さいものの、ライトユーザーの数はここ数年で倍増する勢いとなっている。

石油通信社


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする