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地政学リスクは過大評価され過ぎている JXTG国際パネル、新型肺炎は影響大きい

2020-02-07 07:39:47 | 日記
JXTGエネルギー、JXリサーチ、日本エネルギー経済研究所は5日、都内で第29回国際パネルディスカッション「これからの石油・エネルギー情勢をどう見るか」を開催した。そのなかでFACTSグローバルエナジーグループのフェレイダン・フェシャラキ会長は、「地政学リスクが過大評価されている。中東の地政学リスクが高まっても油価は高止まりすることがない。たとえホルムズ海峡が閉鎖されても同じだろう」との認識を示し、「近くOPECが(追加減産などの)見解を示すだろう。彼らにとって60~65ドルが適正レベルと考えるなら、新型コロナウイルスによる影響を払拭するには、50万BDの減産が必要だ」「新型コロナウイルスの影響は原油価格に対して2ドルの影響があり、一時的に4~5ドルの下押し要因となるだろう。中国の需要は2020年第1四半期で20~35万BD程度落ちると予想されるが、特にジェット燃料の落ち込みが大きいとみる」と語った。

石油通信社
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