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米国から輸入増、中東依存度は24%18年度LPガス輸入、米中貿易摩擦で

2019-05-29 06:47:10 | 日記
日本LPガス協会がまとめた、2018年度のLPガス輸入量は、プロパン896万0218トン(前年同月比0.4%増)、ブタン167万9318トン(5.2%増)、PB合計は1063万9536トン(1.1%増)となった。
このうち米国からの輸入はプロパン717万0907トン(26.1%増)、ブタン23万8124トン(34.2%増)、PB合計740万9031トン(26.3%増)と大幅に増加。米中貿易摩擦による追加関税で米国シェールガス由来のLPガスは中国にとって高値となっており、中東産への振り替えが進んでいる。
LPガス元売各社は、調達ソースの多様化の一環で米国からのLPガス輸入を拡大させてきたが、米中貿易摩擦のあおりで中東からのLPガス輸入が激減。中東依存度は17年度の39.3%から24.3%に低下している一方、米国依存度が55.7%から69.6%に上昇する事態となった。

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