かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

日本経済の長期停滞・・・活路をどこに求めるか1

2010-12-09 20:35:36 | 論文紹介

「2010年版 経済財政白書(内閣府)」は、日本経済の長期停滞の原因を国内需要にあると断定した。

内需の停滞が、長期停滞の原因の一つであるということに異議を唱えるものはいないであろう。だが、どうすれば内需を拡大し、停滞から抜け出せるかということになると、意見が大きく分かれ歯切れも悪くなる。

それには、内需の停滞原因についての認識の相違や分析の不十分さが影響しているように思われる。原因がわからなければ、対応策もおぼつかなくなる。そればかりか、的外れの対応によって、事態をいっそう悪化させかねない。

大事なことは、まず日本経済が長期の停滞に陥った原因を突き止めること。これが日本経済の活路を描くための大前提になる。そこで以後は、政府の経済政策と日本経済の実態を突き合わせ、それを踏まえて日本経済再生の方向を模索する。

 以後、とくに念頭においているのは、八月以降、いわゆるデフレ下にもかかわらず円相場が急騰するという異常で深刻な状態や、そのような現状にありながら、金融政策、財政政策が無力感を漂わせていることである。

 その根底には、日本経済の基盤の弱さと、それを誘導してきた政府の失敗が横たわっている。そこで、本稿はこのような深刻な事態からの脱却の道筋を模索すべく、これまでの経済政策の不適切さ、経済構造の転換の重要性を描き出す目的を併せ持っている。

 

 


年内・全面解決へ一致協力

2010-12-09 19:53:19 | インポート

年内・全面解決へ一致協力

B型肝炎、原告ら志位委員長に要請

共産党本部で意見交換


 全国B型肝炎訴訟原告団と弁護団の三十数人が8日、日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長と面談し、訴訟の早期全面解決への協力を要請しました。


写真

(写真)全国B型肝炎訴訟原告団の谷口代表(左から2人目)から年内解決への要請を受ける志位委員長(左から3人目)、(右へ)高橋衆院議員、田村参院議員、仁比前参院議員=8日、党本部

 同訴訟は、集団予防接種での注射器の使い回しによってB型肝炎ウイルスに感染した被害者が国に損害賠償を求めているもので、全国10地方裁判所に613人の原告が提訴しています。7月から札幌と福岡の両地裁で和解協議が続けられており、年内の基本合意締結をめざしてとりくんでいます。

 原告団の谷口三枝子代表が、「他党とも連携して政府に対し、全員救済の基本合意を図るよう申し入れてほしい」との要請書を志位委員長に手渡しました。

 谷口代表は「昨日、祈るような気持ちで札幌地裁での和解協議に臨んだが、国からは何の提案もなく、613人の思いが踏みにじられたと感じた。年内解決へ一致団結してたたかいたい。なにとぞご尽力をお願いしたい」と訴えました。

 弁護団の佐藤哲之代表は、国は40年も問題を放置したうえ、その和解案は救済の対象や基準を不当に狭めて被害者の多くを切り捨てようとしているなどの問題を指摘。なかでも症状が出ていない持続感染者(無症候性キャリアー)にたいし、国が20年で損害賠償請求権がなくなる民法の規定を理由に一切の賠償金の支払いをしない姿勢をとっていることが和解交渉の最大の支障になっているとのべました。

 志位委員長は「みなさんの運動が一人の切り捨ても、差別も、格差も許さないと進められていることに敬意を表したい。年内解決のための要望をしっかり承りました。各党にも至急働きかけをおこなうなどあらゆる努力を払いたい」と協力を約束しました。

 委員長は要請を受けたあと、参加者一人ひとりと力強く握手し、激励しました。

 要請には高橋ちづ子衆院議員、田村智子参院議員、仁比聡平前参院議員が同席し、あいさつしました。

しんぶん赤旗より

岩手県議会が意見書採択

2010-12-09 12:37:44 | 経済

TPP交渉やめよ

岩手県議会が意見書採択


 岩手県議会は8日、環太平洋連携協定(TPP)の交渉に参加しないことを要望する意見書を全会一致で採択しました。

 意見書は、いわて食・農・地域を守る県民運動ネットワークなどの4団体、岩手県農業協同組合中央会が提出した請願が、それぞれ採択されたことによるものです。

 意見書は、岩手県農業への影響について、「農産物生産額全体の6割に相当する1469億円が減少すると試算され、米や豚肉などの主要品目は、ほとんどが輸入品に置き換わると見込まれる」と指摘しています。

 その上で、「生産農家が将来にわたって夢と希望と誇りを持って営農できる農業政策の確立と、国民が求める安全・安心な食料の安定供給及び食料自給率向上の観点から、日本の食と農、地域経済が犠牲となるようなTPP交渉には参加しないように強く要望する」としています。

しんぶん赤旗より