かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

【大阪都構想~大阪市解体で国保値上げ、一人2万円?】

2015-04-30 12:42:17 | 橋下&大阪維新の会
【大阪都構想~大阪市解体で国保値上げ、一人2万円?】
住民の命綱である国民健康保険制度。
橋下・維新の会が進める大阪都構想によって、大阪市が解体されれば、どうなるのか。

国保料が一人当たり2万円を超す負担増になりかねないと、不安と批判の声があがっています。

現在、大阪市の国保事業を行っているのは大阪市。
市民の約3割(76万人)が国保に加入。政令市ではもっとも高い加入率です。

大阪市の国保加入者の1世帯あたりの平均所得は全国平均よりも低いので、保険料負担を抑制するために大阪市が一般会計から国保会計に任意繰り入れをしています。

都構想では、市を解体して設置される5つの特別区では、独自に国保事業を担うことができず、「一部事務組合」という組織が国保事業を引き継ぐことになります。

この場合、いままで大阪市が国保料負担軽減ため一般会計から繰り入れてきた繰入金はどうなるのか、何もきまっていません。

この繰入金がなくなれば、今の国保料は一人当たり2万3千円以上の値上げとなります。

日本共産党・北山良三市議(当時)が市議会民生保健委員会でただしたところ、市の担当者もこのことを認めています。

北山市議(当時)は「4人家族で年間約10万円近くの国保料が上がるということだ。絶対に見過ごすことはできない」と追及。

しかも、「一部事務組合」という組織に国保事業が移ると、国保事業に特別区の権限をおよばなくなるので、国保料値下げの住民の要求はますます届きにくくなります。

これまでも橋下・維新市政の3年間で、国保会計が直近の6年間で256億円の黒字なのに、2年連続で国保料を値上げしてきました。

大阪都構想になれば、さらに値上げが予想されます。

一方、維新政治に反対して自治を守った堺市では6年連続して国保料が値下げされています。




4月29日(水)のつぶやき

2015-04-30 01:01:08 | 日記

【ここが変だよ『大阪都』構想1~大阪市が消えるだけ~】 goo.gl/7xV3F2

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【ここが変だよ『大阪都』構想2 住民から遠い行政に】 goo.gl/mcQj9H

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【ここが変だよ『大阪都』構想 特別区設置と無関係の財政効果】 goo.gl/pumTk3

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【ここが変だよ『大阪都』構想 過去の無駄を批判しながら不要大型開発を計画】 blog.goo.ne.jp/kizugawaminami…

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「だから私は住民投票で『反対』と書きます」(*^-^*) pic.twitter.com/JgyMvKq2Ku

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住民投票に行く前に知ってほしいこと。
維新のいう「二重行政の無駄」として削られようとしているものの実態と、その裏で計画される無駄な大型開発。
#大阪都構想 #反対 pic.twitter.com/K9zRJIDKws

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財政調整にしろ、町名にしろ、庁舎問題にしろ、肝心なことが全く明確にされていないのが「協定書」です。説明パンフではイメージなどと説明されていますが、実際には住民投票後に先送りにされています。このような協定書を住民投票にかけることは、市民に文字通り白紙委任を求めるに等しいことです。

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特別区の住民サービスのための財源である「特別区財政調整交付金」の配分割合について説明パンフでは「府」の条例によって定められると記載されています。
大阪市を廃止してできる特別区は、財布を「府」に握られ、財政的に従属することになります。

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橋下市長は過去に労働時間の上限や解雇規制を取り払う「チャレンジ特区」を提案し、ブラック企業特区だと批判を受けました。さらに衆院選公約に「最低賃金を廃止する」と掲げたこともありました。この先にあるのが都構想です。 pic.twitter.com/RZiqsh662B

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アメリカでのカジノ依存の地域振興策の破たんで明らかになったのは、まさにカジノに依存する街づくりの危険性です。つまり、カジノが設置された地域の既存の産業や商業は破壊され、地域循環型経済やコミュニティの崩壊が進むことになります。

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カジノは顧客誘致のために賭け額に応じたコンプの割引サービスを展開します。さらにIR型カジノの場合、滞在型リゾートとしての性格上、IR内での完結的な滞在スタイルを追求。ギャンブラーはカジノ内に閉じこもるため、家族を含めてもIR周辺での消費はほとんど発生しないとされます。

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「経験が示すものは、問題ギャンブルへの最も効果的な対策は、ギャンブルの利用可能性を法にって規制することである」といわれる。諸外国の事実とその調査が示すものは、カジノが身近な場所に建設され、ギャンブル経験者のすそ野が拡大していけば、ギャンブル依存者が確実に増えるということです。

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橋下市長は「首都大学の運営費は140億円、府大と市大は計200億円で、分不相応だ」といいます。しかし、府大と市大の運営費の大部分は国からの交付金であり、大阪は東京に比べ少ない負担で、合わせって2倍近い学生を擁しています。橋下市長はじめ維新の会の言説は正確な事実ではありません。

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ノーベル賞を受賞した南部陽一郎氏や中山伸弥氏さんは、市大時代に「自由を満喫できた」「白紙に書けた」と振り返ります。学問研究の発展には憲法が保障する学問の自由、大学の自治こそ重要です。それと橋下市長の「学長を選ぶのは市長」「教授会がしゃしゃり出るな」というやり方は相入れません。

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住民投票「わからないから反対」というのは決して無責任ではありません。
むしろ住民投票で問われる協定書やその説明パンフで住民の生活に関わる施策が将来どうなるかのか、明記もせず、白紙委任のような判断をせまるほうこそよっぽど無責任です。

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「だから私は住民投票で『反対』と書きます」(*^-^*) pic.twitter.com/5LINcdMewO

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ニューヨーク市では、59のコミュニティー委員会に50人ずつの委員が選ばれ、市議会とは別に市政に参加する仕組みをつくっています。ここで議論されたことはかなりの割合で予算にも反映されます。イタリアにも地区住民評議会という制度があります。

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【ここが変だよ『大阪都』構想 過去の無駄を批判しながら不要大型開発を計画】

2015-04-29 11:22:08 | 日記
【ここが変だよ『大阪都』構想 過去の無駄を批判しながら不要大型開発を計画】
「二度とこんな無題使いをしない役所に一から作り直そうというのが都構想」。

橋下市長は街頭などではWTCビルなど大半が1990年代には完成していた箱モノを並べた「負の遺産」パネルを持ち出し、自民、公明、民主、共産をいっしょくたに攻撃。

府とともに市が存在したから悪いといわんばかりの主張を繰り返しています。

しかしのちに維新に移った議員たちがWTCなどを絶賛していたころから日本共産党は一貫して反対してきました。それは、議会答弁で橋下市長自身も認めるところです。
現在では自民党もそれが「政策の失敗」であることを認めています。

近年で府市の無駄で一番目立つのは、橋下市長が府知事時代にWTCビルの購入を強行したことです。いまの維新の源流となった勢力が生まれるきっかけになったのもその問題。

いま問題なのは、自らの政治を省みることなく、20年ほど前の無駄遣いを批判する維新が、約1兆5000億円とも言われる不要不急の大型開発を計画していることです。

それを市から権限と財源を奪い「実行力が劇的に強化された知事」(維新マニフェスト)のもとで進めようとしています。

大阪・梅田と関空を結ぶ《なにわ筋線》。「5分短縮のために2500億円(の事業費)と評価することもできる」と橋下市長も認めています。

交通量が減る中での高速道路・淀川左岸線延伸部の建設(3000億円~4000億円)。

橋下市長が「都構想の試金石」とするカジノへのアクセスのための鉄道整備など。
こういった無駄な大型開発が計画されています。

いま、求められているのは、取り返しのつかない政令市(大阪市)の廃止ではなく、住民投票で市民のノーを突きつけ、そういう政治の中身を変える一歩を踏み出すことです。


【ここが変だよ『大阪都』構想 特別区設置と無関係の財政効果】

2015-04-29 11:01:28 | 橋下&大阪維新の会
【ここが変だよ『大阪都』構想 特別区設置と無関係の財政効果】
橋下市長は「都構想が実現すれば17年間で2700億円のお金が生まれる」と、莫大な財政効果があるように宣伝しています。この額はあくまで17年間での累計。

しかし、大都市局発表の「特別区の再編効果=2630億円」自体まやかしです。

この再編効果の中身は、まず
① 大都市局が市の地下鉄やごみ収集の民営化などAB項目(A項目=経営形態の見直しを検討する事業、B項目=府市で類似・重複している行政サービス)関連ので生まれるとする効果額(1849億円)。
② 市民サービスカットを盛り込んだ「市政改革プラン」で浮かぶ金額(375億円)。
といった特別区とは別個の民営化や市民サービス切り捨てによるものが含まれています。

さらに、
③ 本来、特別区が判断するはずの2033年までの職員削減の「効果額」
まで含み、あらかじめ大幅に見込んで大都市局がはじき出した「粉飾効果」です。
いわば、橋下市長の「悪政の願望値」です。

3月の市議会で議員「大阪市が特別区に移行しないと解消できないものはあるか」との問いに同局は「法律上、政令市に設置義務がある精神保健福祉センター」しか上げられなくなっています。

大都市局のいう再編効果額2630億円から、特別区設置と無関係な①、②の額を引くと、再編効果額は424億円に激減。

そこから特別区への再編コスト650億円を差し引くと「差額はマイナス226億円」。
府議会では大都市局もこう答弁しています。


【ここが変だよ『大阪都』構想2 住民から遠い行政に】

2015-04-29 10:40:25 | 橋下&大阪維新の会
【ここが変だよ『大阪都』構想2 住民から遠い行政に】
大阪都構想によって新たに設置される5つの特別区は、直接得られる税収は現在の大阪市の4分の1になり、府からの交付金に依存する団体となります。

財政調整のあとでも結局、現在の大阪市の一般財源の4分の1程度(約2300億円)が事務(仕事)とともに府に移管されるとの試算が大阪府大都市局から示されています。

もともと「住民に近いところで行われる決定ほど望ましい」という「ニアイズベター」が売り文句でしたが、一般の市町村でも持っている用途地域の指定などの「まちづくり権限」は大阪府に吸い上げられ、住民から遠ざかります。

また、特別区が小さすぎて担うことができない事務については、5つの特別区の共同で巨大な一部事務組合(歳出規模約6400億円)がつくられ、国保、介護、水道、システム管理などの約120もの事務が担われる設計になっています。

事務組合の議員は各区の議員の中から選任される例が多いとされており、住民が直接選ぶことはできません。

自治権が縮小し、福祉も住民から遠ざかるのが実態です。

維新の会は特別区では公選区長が住民の声をダイレクトに施策に反映すると主張します。
その一方、チェック役で、多様な民意を反映する区議会の定数は、人口が同じ規模の東京の特別区の半数以下に抑えこんでいます。

維新の議会軽視と「首長独裁」志向が端的に表れています。

住民自治の充実は、首長だけでなく、議会、職員、住民参加の仕組みなどあらゆる回路を通じてのみ実現するものです。