kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

何だって~!日本シリーズ第1、2、5戦は地上波の全国中継なし

2010-10-26 00:00:00 | 野球全般

NPBは、中日―千葉ロッテで30日に開幕する日本シリーズのテレビ中継局を発表した。それによると第1、2、5戦は地上波の全国中継が行われず、ローカル放送とNHKBS-1、CSで中継される。
11月2日の第3戦はテレビ朝日、3日の第4戦はテレビ東京、第6、7戦はフジテレビが全国中継する。しかし、第4戦も4日に順延された場合は全国中継は行われない。その第3戦だが、仮に雨天順延となった場合にテレ朝は中継をしないとの方針だそうだ。と言うのは、現在台風14号が沖縄・奄美方面へと進んでいて、今後の進路次第では日本Sの千葉マリンでの開催となる11月2日の第3戦は関東直撃となると中止の可能性も高い。

TV局側としては1試合1億円とも推測される放映権料に見合う視聴率とスポンサー獲得を考えての放送見合わせらしい。日本SのTV中継局決定には、開催球団の推薦を受けてNPBが各TV局と交渉をする。だが、TBSは世界バレー中継の方が日本Sより優先するそうでダメ。日テレはYGが中日に負けた時点でダメ。フジは6,7戦目中継権を獲得、結局、地上波の中継が無い隙間をNHKBS-1が埋めた格好になった。

地上波全国放送が中継が無くなった理由としては、巨人戦の視聴率の伸び悩みや球宴中継の視聴率低迷などからTV局が二の足を踏んでいるのかも。アメリカでもWシリーズを含むポストシーズンのTV中継の視聴率が1ケタ台なので、その辺は日本と同じようですね。
それとは別に、CATVの加入者増でCS放送やスポーツ専門局の完全放送が定着していることから、地上波中継の視聴率が伸び悩む原因となっている。地上波中継は試合の最初と最後を放送せず、中途半端に中継を打ち切るので完全放送を売り物にしているCS放送に流れているのは否定出来ない。
逆にTV局側からすれば、平均試合時間が3時間を超すことから視聴率を安定的に稼げる人気ドラマやバラエティー番組を優先する傾向にあるようだ。現在のTV局は視聴率が全てなので、番組の中身より視聴率さえ取れれば球界の最大のイベントよりバラエティー番組の方が有りがたいそうだ。

我々野球ファンからすれば、日本Sは中継があって当たり前だと思っているから、NHKBS放送を視聴出来ないファンはラジオで我慢するしかなく千葉ロッテと中日ファンは気の毒だ。
今回は千葉ロッテがパの3位で、セは観客動員数3番手の中日だったことと、両チームに全国区の人気スター選手が不在なのも痛い。セの代表が阪神か読売だったら今回の様な事態は無かったでしょう。

埼玉西武ファンの管理人からすれば、「一応」TV中継は観れるので観ますが、このカードでは関心が沸かないな~。


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