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新世界秩序

2013年07月17日 | 都市伝説・ミステリー

見たコトはなくても、誰もが一度は耳にしたコトがあるであろう『機動戦士ガンダム』というアニメ作品の中で、「地球連邦」というワードが出てくる。

ガンダムは、(地球)連邦軍モビルスーツと呼ばれるロボット兵器・・とゆーワケだ。

 

人類が宇宙に居住可能なスペースコロニーを建造し、既に数世代を数える未来・・という設定のお話なのであるが、その時代には、既に「地球連邦政府」という名の”世界統一政府”が出来ているコトになっている。

人種や国境、宗教や文化の違いや確執を越え、世界が1つの行政府によって統治されている時代とは、何という夢に溢れた世界であろう・・と思いきや、その地球連邦の政治家たちは、自己の利益だけを求める、汚職にまみれた現代の政治家と何1つ変わっておらず、そんな自分勝手な奴らの言うコトが聞けるかー・・と反旗を翻し、独立を宣言して戦争をおっぱじめたのがジオン公国という、宇宙移民たちがつくった政府―とゆーのが、ごく大雑把にかいつまんだ『ガンダム』のストーリーである。

まあ、ガンダムの話ではないんですが・・。

 

近い未来に、宇宙に人類が移民出来るのか?・・云々はさておき、まずさしあたって、はたして、人類は人種や国境、宗教や文化の違いや確執を越え、”世界統一政府”をつくるコトが出来るのか否か?

 

EU(欧州連合)の例を見るまでもなく、世界はそーゆー方向に向かいつつある。

まず、経済的に、モノやお金の流れを自由にし、関税などをとっぱらい、市場を開放する。

そもそも、経済活動に国境はない。

より良いモノ、より安いモノ、より良い市場を求めて、人の動きも活発になる。 

 

そうなると、国境などというものは、ただ人の往来の自由を妨げるだけで、面倒なだけ。

国境も緩やかで曖昧なものになればなるほど、もう国家という枠組みさえも、非常に曖昧なものになっていく。

通貨も共通のもので統一すれば、なお便利である。

 

国内の農産業を守るとか、細かな議論はいろいろあるし、にわかに歓迎できる話ばかりでないコトも多くあろう。

通貨統一も、自国の歴史と伝統に誇りをもつ英国は反対、ユーロの採用は見合わせた。

 

―まあ、その良し悪しはともかく、そーゆー大きな流れはあるというコト。

 

しかし、ガンダムで描かれた地球連邦政府が、まさしく、旧世界の腐敗の象徴だったように、一部の権力者や超富裕層にのみ都合のいいかたちで世界が統一され、そうした政府が出来るとしたら、どうだろうか?

「新世界秩序」という美名の下に、そーゆー動きがあるとしたら・・?

 

英語で直訳すれば、「新世界秩序」=「New World Order」であるが、都市伝説好きなら、ピンと来るワードであろう。

「新世界秩序」で検索しても、いろいろ面白いものがヒットする・・。

 

かつて日本も「大東亜共栄圏」というスローガンの下、侵略戦争を正当化していた。

非戦を謳っていたアメリカも、「リメンバー・パールハーバー」のスローガンの下、戦争へと突入していった。

それから半世紀以上の時を経ても、「リメンバー・9・11」で、また戦争へと突入していったのは、周知の事実である・・。

 

戦争は誰もが望まないもののはず。

しかし、その戦争で大きく金儲けが出来るとしたら・・?

 

信じたくない話だが、たとえ、多くの罪のない人命を犠牲にしたとしても、戦争は”おいしいビジネス”だ・・と思える人たちも、少数だが、確かにいるようだ・・。

 

そうした、戦争に向かわせたい意図をもった人たちによって、”敵”は常に作られてきた。

ある時は全体主義国家。

ある時は共産主義勢力・・。

実際に戦争状態になくても、仮想”敵”によって、戦争の脅威を煽り、”抑止力”の名の下に、人類を何度も滅亡させられるほどの核兵器を、狂ったように造り続けた時代が、つい何年か前まであったのである・・。 

 

やがて、冷戦構造が崩壊し、共産主義勢力の脅威がなくなると、今度は、いつ、誰に襲いかかるかもしれない”テロ”という、まったく見えない”敵”・・。

9・11の同時多発テロは、それを目に見えるかたちで人々に知らしめる事件となった。

(カテゴリー/都市伝説・ミステリー:『「9・11」陰謀説』参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/dcee84e90eb3664810115c6ad990f19e

 

9・11直後の2001年10月、米国ではテロ対策の名目で愛国者法が成立、NSAなど国の情報機関が、通信会社から情報を入手する強い権限を与えられ、裁判所の命令さえあれば、一般市民の監視も認められるようになった。

しかし、2008年には、同じくブッシュ政権の下、裁判所の命令なしで、こうした権限を行使できる外国情報監視法(FISA)改正法案がなしくずし的に可決されている・・。

 

あの事件だけで、テロという目に見えない敵に対し、戦争に向かわせ、”自由の国”アメリカで、国民の情報さえ、国が自由に監視できる社会になってしまったワケである。

もし、これが自作自演だとしたら、恐ろしい話である・・。

 

「新世界秩序」

―はたして、その名の如く、希望に満ちたものになるのだろうか?

 

問題は、それを達成する方法と動機であろう。

 

本当に万民がしあわせになる、戦争と差別のない、平和な新世界秩序であるなら、大歓迎であるのだが・・。

 

 


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