先日、友人の仕事を手伝って、山の中で草刈りをしていた時のコト。
暑い中、午前中から夕方まで、ほぼ1日がかりの仕事だったが、作業をしている近くに花が咲いており、そこへ1羽のカラスアゲハが飛んでいた。
それこそ、朝から飽きもせず、1日中いるのだ。
黒い羽が日の光に透けて、なんとも言えずきれいだ。
こっちは暑くて頭がボーっとする中、なんとも涼しげに、優雅に、花のまわりをひらひらと舞っている。
「花 無心にして蝶を招き 蝶 無心にして花を尋ぬ」
―良寛の漢詩の一節だ。
花無心招蝶 花 無心にして蝶を招き
蝶無心尋花 蝶 無心にして花を尋ぬ
花開時蝶来 花 開く時、蝶来り
蝶来時花開 蝶 来る時、花開く
吾亦不知人 吾れも亦人を知らず
人亦不知吾 人も亦吾れを知らず
不知従帝則 知らずして帝の則に従う
自然の、無心の美しさ・・。
ただ無心に花を尋ねる蝶のように、純粋に生きれたらいーなぁ・・。