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我が日本のことながら、知らなかったことって多いもんだと改めて思い知った。終戦から8年間も自由を奪われたばかりか命の危険にさらされていた人が居たなんて。さらに驚いたのが、一度帰国していたにも関わらず、再度、連行されてフィリピンに連れ戻される。非人道的な話しだ。「私は貝になりたい」と同じ様なことが多くあったのだということも知った。
あんな過酷な戦争を生き抜いたにも関わらず、処刑されなくてはいけなかった人の心中を思うと言葉が無い。
ここ数年、湧き出るように、あの戦争による理不尽な一面がクローズアップされてきているのはいいことだ。是非、アメリカ始め、戦勝国の方にも知っていただきたい。
第一、あれだけ、日本に経済援助を要求しておきながら、「戦争賠償責任を中国は辞退して日本から陪食金をもらっていない」と、現在の中国のインテリ層は言い切っているのだから。
「戦場のメロディ」は、ドキュメンタリーと、ドラマが交差しながら、渡辺はま子(薬師丸ひろ子)、復員局のフィリピン担当・植木信吉(成宮寛貴)、現地に渡り、戦犯とされた元日本兵救済に尽力した僧侶・加賀尾秀忍(小日向文世)らの元日本兵救済行動と、投獄された前川治助(萩原聖人)ら元日本兵の生への葛藤。双方から事実を追っている。
渡辺はま子さんという歌手は、私の記憶では、懐メロに出て来るおばさん歌手としてのイメージしかなかったが、こんなにも立派な方だったとは、改めて、頭の下がる思いでいる。
加賀尾さんにしても、赴任期間の半年以降は数年感も、自らの意思で、1人でも多くの命のために現地に残った。
日本が貧しかった頃、こういった立派な人間。芯の通った人間は沢山いたのに、そしてそれこそが、「武士道」だと思うのだが、豊かになった現代。どうだろうか? 豊かさとともに、人の心には欲といった邪念が広がっていくものではにだろうか。
「最後の赤紙配達人」、「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった」、「硫黄島からの手紙」、「私は貝になりたい」、「流転の王妃」などなど、あの戦争で起きた悲劇は数多いのだ。そして、その現実があまりにも知らされていない、また知ろうとしない日本人に対する警告として受け止めたいと思う。
野坂昭如氏の「戦争童話」シリーズなど、学校教育の一環として、子どもたちに観せるべきアニメだと思うのだが…。
あんな過酷な戦争を生き抜いたにも関わらず、処刑されなくてはいけなかった人の心中を思うと言葉が無い。
ここ数年、湧き出るように、あの戦争による理不尽な一面がクローズアップされてきているのはいいことだ。是非、アメリカ始め、戦勝国の方にも知っていただきたい。
第一、あれだけ、日本に経済援助を要求しておきながら、「戦争賠償責任を中国は辞退して日本から陪食金をもらっていない」と、現在の中国のインテリ層は言い切っているのだから。
「戦場のメロディ」は、ドキュメンタリーと、ドラマが交差しながら、渡辺はま子(薬師丸ひろ子)、復員局のフィリピン担当・植木信吉(成宮寛貴)、現地に渡り、戦犯とされた元日本兵救済に尽力した僧侶・加賀尾秀忍(小日向文世)らの元日本兵救済行動と、投獄された前川治助(萩原聖人)ら元日本兵の生への葛藤。双方から事実を追っている。
渡辺はま子さんという歌手は、私の記憶では、懐メロに出て来るおばさん歌手としてのイメージしかなかったが、こんなにも立派な方だったとは、改めて、頭の下がる思いでいる。
加賀尾さんにしても、赴任期間の半年以降は数年感も、自らの意思で、1人でも多くの命のために現地に残った。
日本が貧しかった頃、こういった立派な人間。芯の通った人間は沢山いたのに、そしてそれこそが、「武士道」だと思うのだが、豊かになった現代。どうだろうか? 豊かさとともに、人の心には欲といった邪念が広がっていくものではにだろうか。
「最後の赤紙配達人」、「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった」、「硫黄島からの手紙」、「私は貝になりたい」、「流転の王妃」などなど、あの戦争で起きた悲劇は数多いのだ。そして、その現実があまりにも知らされていない、また知ろうとしない日本人に対する警告として受け止めたいと思う。
野坂昭如氏の「戦争童話」シリーズなど、学校教育の一環として、子どもたちに観せるべきアニメだと思うのだが…。