【広島・尾道市】西願寺近くに鎮座する神社で、調べたが創建時期や由緒等は不詳。
西願寺を訪問する際、道端に立つ大きな石燈籠を見つけたので、帰路、じっくりと拝観....しっかりと造られた台座の上に立つ見事な石燈籠で、竿に「神憭」の刻がある。
予定していなかったが、近くに神社があると思ってウロウロしていたら、道脇に石柱が立つ路の奥に塀で囲まれた小高い丘の上に鎮座する社殿を見つけた。 寛延三年と刻まれた鳥居をくぐると、左右に道端で見たのと同じような石燈籠が佇んでいる。
少し急傾斜の石段を登り切ると、直ぐ正面に、石造基壇の上に鎮座する質素な社殿、その後方に本殿が建ち、いずれも大棟に外削ぎの千木と3本の堅魚木が乗っている。
境内に3つの祠が鎮座しているが、その一つは宝珠が乗る宝形造りの仏殿のようで、中に2体の地蔵尊像が鎮座していて少し驚いた。
道端に立つ大きな石燈籠..竿に「神憭」の刻/参道の奥に立つ鳥居と丘の上に鎮座する社殿
神門前から眺めた石垣の塀に囲まれた境内
寛延三年(1753)と刻まれた神門(明神鳥居)/鳥居の直ぐ右脇に聳えるご神木と石燈籠/鳥居の直ぐ左脇に立つ石燈籠
鳥居の右手の手水鉢などの石造物
石段から見上げた拝殿
石造基壇の上に鎮座する入母屋造銅板葺の拝殿..大棟に外削ぎの千木と3本の堅魚木が乗る
拝殿後方に鎮座する弊殿と本殿
流造銅板葺の本殿..大棟に外削ぎの千木と3本の堅魚木が乗る(祭神が男神を示す)
境内に鎮座する3つの祠..中央の祠には牛像、右の祠には狐の像が安置されている/宝珠が乗る宝形造り屋根の祠..確か地蔵尊像(2体)が鎮座
境内に佇む石燈籠 百度塚