何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

八坂神社 (尾道)

2015年05月18日 | 寺社巡り-広島

【広島・尾道市】由緒や創建は不詳だが、もともとは常称寺の境内にあったものが明治の神仏分離令により現在地に移された。 南面の亀山八幡宮(久保八幡神社)に相対するように北面で建ち、厳島神社を合祀している。 境内に「かんざし燈籠」なる珍しい形の石燈籠がある。

繁華街の真ん中に建つ神社だが、境内が月極めの駐車場になっているとかで車が並び、厳かな景観が台無しだ。 拝殿の周囲も雑然としていて、神々しい雰囲気は少しも感じられず残念だった。
ひとつだけ救いだったのは、鳥居右手のご神木の傍にひっそりと佇んでいる「かんざし燈籠」で、こんなに脚の長い石燈籠を見るのは初めてで印象に残った。
 
明神鳥居..額束に唐破風の屋根があり「八阪神社,厳嶋神社」の額、右手に「かんざし燈」が立つ

社殿は北面して建つ..入母屋造本瓦葺の拝殿、棟端に鯱が乗る

霊獣の狛犬越しに眺めた拝殿
  
「かんざし燈籠」..江戸時代末の造立で幽霊を沈めた悲しい伝説がある

唐破風の向拝..鈴から下がる鎖が切れたまま、注連縄は粗雑な造りのようだ

弊殿と本殿..本殿棟の内削ぎの千木と2本の堅魚木から祭神は女神か
  
社殿に向かって左手に鎮座する境内社/社殿に向かって右手に鎮座する長官稲荷大明神
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする