【広島・尾道市】宝土寺の西側に鎮座する神社で創建は不詳だが、南北朝時代の至徳年間(1384~1387)、宝土寺住職と栗原八幡宮祠官・平田小太郎が祭祀を奉仕したことに始まると伝わる。 尾道では「一宮神社」と呼ばれている。 祭神は大吉備津彦命で第七代孝霊天皇の第四皇子。
宝土寺拝観後、境内の西側に立つ鳥居に向かう。 鳥居をくぐって境内に....と思ったが、その先に墓地に沿って隣の光明寺に続く路地があるので、神社境内と路地のいずれも宝土寺の寺地内にあるようだ。
地図に記されている「一宮神社」と思って訪問したが、境内への石段傍に「吉備津彦神社」の標石....ところが「一宮神社社務所」とあり混乱した。
獅子の狛犬に迎えられて境内に....一番奥に仏堂のような社殿が鎮座するが、境内には緑がまったくないので殺風景....神々しさが感じられなかった。
鳥居(春日鳥居か?)の先は光明寺への参道と神社境内に分かれる
参道脇に切妻造銅板葺の手水舎..何故か水鉢に蓋が
石段から先の境内に緑がまったくなく殺風景..奥の白壁の建物は社務所(「一宮神社社務所」の標札が)
門柱に天保十二年銘(江戸時代,1841年)/門柱傍に鎮座する阿形吽形の勇ましい表情の獅子の狛犬
入母屋造本瓦葺の社殿(拝殿)..賽銭箱が置かれていないのは珍しいかな
境内に鎮座する立派な大棟で流造りの境内社/春日鳥居がある流造りの境内社