I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

久住登山(大分県竹田市久住町)その5

2012年03月09日 | 山のお話

天狗ヶ城を登頂した後は、いよいよ九州本土最高峰の中岳へ。再び山を下り、写真右手に見える中岳を目指します

左手に見えているのは平治岳(1643m)大船山(1786m)。この美しい山並みを見ていると、どの山も登頂してみたいという衝動に駆られます

ふと天狗ヶ城の頂上を振り返ると、少し傾きかけた太陽が頂上からひょっこりと顔を出していました。まるでダイヤモンドのように光り輝いていてとってもきれい 

目の前にそびえ立つのが最高峰の中岳。こうして見るとまだまだ先のように見えますが、実はそうでもないんですよ~。ここからだと10分程度で登れちゃうんです。

何とも不思議な物体を発見木の棒に霧氷がびっしりと付いていて、まるで鳥の羽みたいです。これを見ていると、どちらが風上であったかがよくわかりますよね

ゴツゴツとした岩場を少しずつ登っていきます頂上はもう目の前です 

天狗ヶ城から約15分で中岳(1791m)に到着~これまた絶景だ~

登頂の喜びに沸くT小登山隊の面々。最高峰で皆さんが見せてくれた笑顔はやっぱり最高 頂上は結構狭くて三脚をセットするのも難しかったけど、とってもいい写真が撮れました 自分の中ではこの写真が今回のベストショットです

頂上からの絶景。ここから夕日が沈む様子や星空を眺める事ができたら、一体どんな感動を覚えるのだろう。そっと目を閉じて、しばしその様子を想像してみました。

徐々に紅く染まりゆく空。
青と紅の狭間で黄色味を帯びてゆく山々。
その姿が見えなくなると、頭上には満点の星空が広がっていく。
まさにWhat a wonderful world!

山に登って心が震えるような感動を覚える度に、この美しい世界をいろんな人たちと共有したいという思いが強くなっていくkero-keroなのでした

さて、最高峰に登って帰路につく前にもう一ヶ所、この時期しかお目にかかれないお楽しみポイントへ立ち寄りましょう 

それは一面氷で覆われた御池(みいけ)。 温かい九州にもこんな所があるんですね~

中岳の頂上が見える御池の氷の上で最後の集合写真をパチリ 最後はちゃんと真ん中に収めることができました これまで景色の写真はたくさん撮ってきたけど、初めて集合写真の撮影を任されて、人物と背景と光のバランスを考えながら写真を撮ることを意識することができ、とても良い経験をさせていただきました。もっとステキな写真を撮れるようにこれからも頑張ろうっと

氷の上はツルツル滑るはずなのですが、アイゼンのお陰で難なく歩く事ができました。この後、御池の脇でアイゼンを外したのですが、その時に足がツルッと滑って逆にビックリ やっぱり雪山ではアイゼンは必需品ですね~

時刻は15時を少し過ぎ、山に映る影も徐々に伸びてきました。さあ、後は来た道を戻るだけ。 

真っ赤なコケモモの実を発見ジャムにして食べることのできる実です。美味しそう~

よく見ると岩から湯気が上がっています。表面の雪が温められて蒸発したのかな?

この鮮やかなピンク色はアセビの花芽。花の色は白いのに花芽の方が目立つ色をしているのは、真っ白な雪の中でも見つかりやすいからでしょうか?

駐車場が見えてきました。ゴールまであと少しです。

約2時間かけて下山しました時刻はすでに17時。約6時間の久住登山を終え、登頂の充実感と旅を終える時の寂しさのような感情が入り交じります。私やっぱり山が好きだなぁ。またここに戻ってきたい。大自然の中に身を置くと、人も植物も動物もこの地球上に暮らす同じ生き物であることを実感することができます。普段は気付かない自然の強さや美しさに気付き、たくさん感動することができます。そんな感動を仲間と分かち合っていると、いつの間にか小さな悩みもどこかへ吹っ飛んでしまいます。これからももっといろんな山を登ってみたい。今回の久住登山は自然の素晴らしさを今まで以上に感じることができた最高の登山でした

このような機会を与えてくださった隊長に感謝。そしてたくさんの感動を共有できた皆さんの存在に感謝。本当にありがとうございました今年もいろんな山を登ってその素晴らしさをこのブログを見てくださっているたくさんの人たちに伝えたいと思っていますので、今後とも『I Love Nature』をどうぞよろしくお願いします

2012年久住登山(完)


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