長らくご無沙汰していました!近頃はなかなかゆっくりパソコンに向かう余裕が無く、このブログからも随分と遠ざかってしまっていました。気がつけば2ヶ月以上も更新してなかったようですアップしたいネタがたくさん溜まっているはのですが…
とりあえず今夜は先週末の岩屋山登山の様子をアップしたいと思います!
今回の参加者は親子参加も含めて8名。今年の3月にもT小登山隊のメンバーで登った岩屋山ですが、前回はあぐりの丘集合で式見ダムの方から登ったのに対して、今回は岩屋神社に集合し、神社の鳥居の先にある登山口から登りました。
山の神様にご挨拶をして、いざ出発3月に登った時は霞がかかっていて山頂からの景色はほとんど何も見えませんでしたが、この日は秋晴れの清々しいお天気で、空気も澄んでいて最高の登山日和でした
今回は全行程3時間ほどの短いコースで、登山というよりはハイキングのような感じの軽登山。ようやく訪れた秋の気配を感じながら、森の中を歩いていきます。
左はタデ科ミズヒキ(水引)の花。ちょっと見えにくいですが、細長~い茎の赤い小さな花がたくさん付いています。ふわっと爽やかなレモンの香りがしたので辺りを見回すと、シソ科っぽい植物を発見葉を擦ってその指先を鼻に近づけてみると、やはり先ほど感じたレモンの香りはこの植物が発しているのだということが分かりました。後で調べてみると、この植物はどうやらシソ科のエゴマ(荏胡麻)という植物のようで、種子はゴマと同様に炒ってからすりつぶし、薬味としたり、エゴマ味噌などにして食べたりするそうです。韓国料理ではナムルにもよく使うのだとか。思いがけず爽やかな香りに包まれ、心地よい瞬間でした
巨大な岩を発見こんな岩が転がってきたらひとたまりもありません
色鮮やかな水色の体にたくさんの黄色い足を持つ見たこともない虫が落ち葉の中へゴソゴソと潜り込んでいます。ムカデのようなゲジゲジのようなこの虫。調べてみましたが、正体は分かりませんでした。写真で見るとおもちゃの虫のように見えますが、ちゃんと生きていましたよ~
お天気は良かったけど、樹々の葉っぱが日よけの役割を果たしてくれて、ほとんど日に当たること無く山頂まで登ることができました。
登り始めて一時間ほどで標高475mの山頂に到着~前回の曇り空と違って抜けるような青空です
この日はとても空気が澄んでいて、ずっと遠くの方の景色まではっきりと望むことができました
岩屋山は長崎市の北西部にある山で、古くから信仰の山として崇められ、長崎七高山のひとつにも数えられています。この上の写真の真ん中に見えるのは、T小登山隊でもう何度も登っているお馴染みの雲仙普賢岳。霞んで何も見えなかった前回とは大違いの美しい景色に一同歓喜の声があがります。何度同じ山に登っても、同じ景色は二度とない。その一回一回が一度きりの景色なんだなぁ。
小さい秋見つけた 小さな栗三つ。落ちているのは毬(いが)ばかりだったけど、かろうじて三つだけ拾うことができました
こちらはブナ科シラカシ(白樫)の木。よく見るとまだ緑色のどんぐりがたくさん実っています。
赤い実を付けているのはスイカズラ科のサンゴジュ(珊瑚樹)ハクサンボク(白山木)。この真っ赤な実の様子が珊瑚のように美しいことから珊瑚樹と名付けられたそうです。紫色の花はクマツヅラ科のダンギク(段菊)で、隊長のお話に寄るとこの山の中ではこの辺りにしか咲いてないのだとか。福江島にいる時はドンドン渕の辺りでたくさん見かけたような記憶がありますが、確かに本土では滅多に見かけません。花が節ごとに丸くまとまって段々に咲くので段菊と呼ばれているのですが、残念ながらもう花が終わりかけだったので段々にはなっていませんでした
空に向かってまっすぐに伸びる杉の林の間を縫うように山を下りていきます。樹々の隙間から差す木漏れ日を浴びながらゴールを目指します。
登り始めて約3時間で岩屋神社に到着~ゴール付近では行きには気付かなかったユリ科のホトトギスの花を最後に発見しましたホトトギスは種類が多く、日本にはなんと13種類もあるそうなので、これから花の時期を迎えあちこちで出会うこととなるでしょう
10月になっても夏日が続き、台風の影響で蒸し蒸しとした日々が続いていましたが、先週末は少し気温が下がりカラッと晴れて登山にはもってこいの週末となりました。次回は11月3~4日に福岡県の英彦山に登る予定です。その前に9月の定例登山(佐賀県の黒髪山)の様子もアップできるといいなぁと思うのですが、どうかあまり期待せずに次回の更新をお待ちくださいませずっと放置していたにも関わらずご覧になって下さった皆様、どうもありがとうございました ではまた!
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