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自然の中で見つけたステキなモノ

天山登山(佐賀県小城市)その2

2014年05月14日 | 山のお話

歩き始めて40分ほどのところでふと後ろを振り返って見た風景。ちょっと霞んでいて遠くまで望むことはできませんでしたが、お天気がよく登山日和だったので私たち以外にもたくさんの登山者の方々とお会いしました

日が高くなるにつれ徐々に日差しが強くなり、 肌がジリジリと焼き付けられるのを感じます。いよいよ日焼け対策を万全にしておかなければいけない季節になってきました。特に天山登山では日焼け対策は必須!!クマザサ(熊笹)の生い茂る尾根を太陽の光に照りつけられながら、ひたすら歩き続けます。

今回の登山でとても印象的だったのは、写真の中央に見えるうす紫色のヤマフジ(山藤)の花。

きれいに整備された公園などは別ですが、藤の花ってだいたい手の届かない高い所に咲いているもの。でもこの登山道では私たちのすぐ手の届く場所にたくさん咲いていたのです

これは藤の花のつぼみ。公園などにあるノダフジ(野田藤)のように花穂が下に長く垂れ下がってはいないので、最初に見たときは「これは何のつぼみだろう?」と思いました。

ano隊員のお話によると、藤の花って天ぷらで食べられるそうです。あらゆる食材を天ぷらにしてしまうほど天ぷら好きの私ですが、いまだかつて藤の花の天ぷらは食べたことがありません。いつか食してみたいものです あ、ちなみに最近のヒットはパセリの天ぷらでした。なかなか美味しかったですよ~♪

真っ白な妖精のようにも見えるこの可愛らしい花はバイカイカリソウ(梅花錨草)の花。私の小指の先ほどの小さな花です。今回の登山ではたくさん見つけることができました。

この紫色の花はヒメハギ(姫萩)の花。日本全土で見ることができるそうですが、山野の日当たりが良くてやや乾いた場所に生息するので、ちょっとした山に登らないと出会うことはありません。

これはおそらくセリ(芹)の花かな?にしては少し花が小さいような気もしますが… 所々に白くて小さい花が固まって咲いていて、接写しようと思いましたがうまく撮れませんでした

これはツボスミレ(壺菫)かな??花が白いので特徴的ではあるのですが、スミレの種類は何十種類もあるので特定は非常に困難です 

晴天の下、尾根歩きはまだまだ続きます。今回のルートの4分の3は日なただといっても過言ではありません。登山口では少し肌寒いくらいだったのに、登山中は本当に暑かったです

4月に郡岳に登った時には見られなかったミツバツツジ(三葉躑躅)の花がここでは満開でした!もう花期が終わって枯れかけているものもありましたが、山頂近くのものはまだたくさん咲いていましたよ 

太陽の光にさらされ続けるT小登山隊と、相変わらず雲一つない快晴の青空。山頂が近づくにつれ、お腹も空いてきました~

 

七曲登山口から1時間40分ほどで天山の山頂(1046m)に到着~ご覧の通り山頂には日陰一つありませんが、冷たい風が吹いていたため、急に体温が奪われ始めました。上着を忘れた私たちは準備の良い他の隊員たちに風よけのジャケットをお借りし、寒さに震えることなくお昼ご飯にありつくことができました。やはり山では様々な状況に対応できる衣服の準備をしておくことが大切ですね。次の登山では今回の反省を生かして準備をしたいと思います

天山登山はもう少し続きます 


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