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自然の中で見つけたステキなモノ

雲仙霧中登山(長崎県雲仙市)その1

2012年12月23日 | 山のお話

2012年も残すところあと一週間となりました。友人の紹介でT小登山隊のメンバーとなってから3度目の冬を迎え、山の歩き方も少しは分かってきた今日この頃ですが、この半年間は特にブログの更新が滞りがちな私… 広報部長としてこれではいかんっと自分に喝を入れつつ、昨日行われた定例登山の記事を早速アップしたいと思います

12月のT小登山隊の定例登山は、真っ白な美しい霧氷を観賞する『雲仙霧氷登山』…の予定だったのですが、結果から申しますと、霧氷どころか残雪すら見ることができず、タイトル通り『雲仙霧中登山』となってしまいました どうやら前日の雨で雪が溶けてしまったようなので、さらに気温の上昇によりが発生し、仁田峠循環道路は封鎖され、仁田峠より標高の低い池の原園地からのスタートとなってしまいました

池の原園地の駐車場もご覧の通り。辺り一面霧に覆われていましたが、とりあえず雨も降ってないし、9:30に予定通り登山開始~今回の登山は隊長とベテランのTさんを初め、健脚ぞろいの6名。Tさんを先頭にいつもよりハイペースで登って行きます

しょっぱなから急勾配が続くこのコース。ウォーミングアップというには少しペースが速かったので、ふうふう言いながら登りました体の中に溜まっていた前日のアルコールもどんどん抜けていきます 

歩き始めて30分で仁田峠に到着~ 背景には雲仙の山並みが写っているはず…なのですが、濃い霧のため全く見えません当然のことながら、この広~い駐車場に車も2~3台ほどしか停まっていませんでした。この霧だと山頂からの景色も全然見えないだろうし、こんな日に山に登ろうと思う人がいないのも無理はありません でもプラスに考えると、滅多に見られない霧に包まれた山を撮影するチャンスだし、雲仙山系を貸し切り状態で歩けちゃうなんてとっても贅沢なこと。広報部長としては少しワクワクしちゃったりもするのでした♪ トイレ休憩を済ませて、早速霧の向こうにある山の中へ入って行きましょう

普賢神社の鳥居をくぐって、まずはあざみ谷方面へ向かって歩きます。 お天気のよい時とは違って、先の方は白くぼんやりと霞んで見えますが、「景色は見えないけど、何か動物に出合えたらいいね~」なんて話しながら霧の中を進んでいきます。

山登りって全身を使いながら登って行くので、冬場の登山でもすぐに体が温まって、あまり衣服を着過ぎるとかなり汗をかいてしまいます。あまり汗をかくと立ち止まった時に冷えてしまうので、なるべく汗をかかないように、気象条件が変化するごとに上着を脱いだり着たりしながら体温調節をすることがとても重要です。なんと12月でも途中シャツ2枚とかで登れちゃうんですよ 家の中にいる時よりも薄着だなんてなんか不思議ですよね

 

このお天気ならではのステキな景色を発見 中の実が落ちて空っぽになった種子の殻にしずくがついて、よくよく見ると向こう側の景色を逆さまに映し出していました 左は何の木か分かりませんが、右はマユミだと思われます。この先では緑の美しい苔としずくのコラボも発見しましたので、そちらの方もお楽しみに~

仁田峠から約1時間で普賢岳山頂への紅葉茶屋に到着~ ここで少し休憩を取り、鬼神谷口から新道に入って普賢岳山頂に登り、またこの場所へ戻ってくることになります。この先天候が悪化しないことを祈りつつ、霧中登山はまだまだ続きます

その2へ続く


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