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自然の中で見つけたステキなモノ

島原ウォーク その4

2011年06月17日 | 長崎街道

ここは島原のアーケードに程近い浜の城跡。説明板によると、かつてここには有馬氏の一族といわれる豪族島原氏の浜の城が築かれていたが、1792年(寛政4年)の島原大変(普賢岳の火山活動による眉山の崩壊)で埋まり、現在のような地形になったとのこと。どんなお城が建っていたのでしょうね

現在はこの通り中央公園として整備され、人々の憩いの場となっているようです。

 

次に訪れたのは四明荘という古いお屋敷。ここはとある開業医さんの別荘だった所で、去年から一般公開するようになった水の町島原ならではの新しい観光名所です

入場はなんと無料。中に入ってみると緑あふれる美しいお庭が現れました~

木々の緑もさることながら、この四明荘の最大の見所は縁側の下にまで広がるこの池。

あちらこちらから絶え間なく水が湧き出ているので、この池には一切の濁りがなく、中で泳いでいる鯉たちもとっても気持ち良さそう お庭の木々も手入れが行き届いていて、本当に素晴らしいお屋敷でした この庭園は昭和初期に禅宗の僧を招いて作庭されたそうですが、主屋は大正時代に建てられ、四方の眺望に優れていることから四明荘という名が付けられたのだとか。名前の由来もまたステキですよね

こちらはしまばら湧水館。こちらも四明荘と同様に無料の休憩所となっていて、古い和風建築の住宅と湧水を生かした庭園が観賞できるそうです。

なんと町中の水路にもこんな風に鯉が泳いでいるのですよ なかなか他所では見ることのできない風情ある景色です

こちらは島原のアーケード街。決して賑わっているとは言えないけど、湧水を生かした町づくりがあちらこちらに見られます。

島原に来ると必ず訪れたくなるのが、アーケードの中にあるこちらのしまばら水屋敷。というのも、ここでは美味しいざらしをいただくことができるからです

 

こちらの建物は明治時代の建築物で、これまでご紹介してきた四明荘やしまばら湧水館同様、やはりお庭には湧水を利用した美しい池があります

お部屋の内装やお庭がちょっと荒れてきたかなぁという印象は否めませんでしたが、池の水は相変わらず文句なしに美しい 自然の浄化作用というのは本当に素晴らしいですね

涼やかな池を眺めながらいただく寒ざらしはとっても美味。すごくシンプルなお菓子だけど、素朴で品のある甘さの蜜と口当たりの良い小粒の白玉の相性は抜群です

おっ!白土湖に続き、ここでもカメさんを発見こんなに水と緑が豊かな場所に一度住んじゃったら、もう他所には住めないだろうなぁ。

水屋敷の二階は招き猫のギャラリーになっていて、飾り棚の上には様々な招き猫がぎっしりと並べられています きっと店主が招き猫好きなのでしょうね~

水の町島原の町並みを堪能し、清らかな湧水を観賞しながら島原名物寒ざらしに舌鼓を打ち、私たちが最後に訪れたのは、かつて島原藩の政庁であった島原城。次回はいよいよ島原ウォーク最終回です

続く