I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

島原ウォーク その3

2011年06月14日 | 長崎街道

いろんな所に寄り道しながらも、白土湖(しらちこ)に到着~ここ白土湖は、1792年(寛政4年)の普賢岳の火山活動による眉山の大崩壊(いわゆる島原大変肥後迷惑)により生じた窪地に水が湧き出てできた湖で、なんと今も一日4万トンという大量の水が湧き出ているのだそうです。その水を海に流すために作られた水路が今の音無川なのだとか。

ちょうどベンチがあったので、白土湖を眺めながらお弁当タイム~ 辺りはとっても静かだし、時々噴水から水が上がったりして、なんとものどかな雰囲気。

ご飯を食べた後、白土湖の周りを歩いていると、とっても大きな灯籠を発見 今も明かりが灯るのかな?

湖には色鮮やかな鯉がたくさん泳いでいます。餌をくれると思ったのか、どこからともなく集まってきました。餌、持ってないけどね~

これはなんと言う鳥だろう?何か獲物を狙っているようです。

甲羅干し中のミドリカメを発見かわいいなぁ

こちらは木陰でリラックス中の水鳥さん。快適な場所を知ってるんだね

白土湖の隣には耳洗(じせん)公園という公園がありました。

案内板によると、かつて人々はここから湧き出る清水でお茶を点て、美しい白土湖を眺めながら四方山話に花を咲かせていたのだとか。「ここに来れば世の中の煩わしいことをすべて清水が洗い流してくれる」とのことから当時は耳洗亭と呼ばれていたそうです。

 

水の町島原に本当にたくさんの湧水池があるのですね~。あちこちから水の音が聞こえてくるっていいよなぁ。

お次はずっと前から密かに気になっていた涅槃像(ねはんぞう)を拝観しに東江寺へ。この辺り一帯でも歴史を感じさせる建物を見ることができます。

ここが白土湖から程近い場所にある東江寺。境内にはたくさんのお墓が所狭しと並んでいました。

と、墓地の一角に涅槃像を発見 思ったよりも小さい…かな 涅槃像とは涅槃仏とも言われ、お釈迦様が入滅する様子を仏像としてあらわしたものだそうで、主にタイの寺院などで見ることができるのだとか。ほとんどの涅槃像は右手を枕とし、基本的に頭は北向き、顔は西向きとされていて、これが一般の俗人が亡くなったときに北枕とされる由縁となったそうです。なるほどね~

足の裏に宇宙観を示す文様が描かれているのも涅槃像の特徴のひとつ。どういう意味があるのかはよく分かりませんでした。なぜ足の裏にこのようなものが描かれたのでしょうね~?

涅槃像もさることながら、本堂や鐘楼もなかなか立派で、境内の緑も豊か。敷地も広いので、ちょっとお散歩したくなる雰囲気の良いお寺でした。さて、東江寺を出た後はいよいよ『鯉が泳ぐ町』へ。次回は水の町島原の美しい情景をご紹介しまーす

続く