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自然の中で見つけたステキなモノ

松尾家滞在記2009 ~松尾家のお食事編~

2009年05月30日 | いろんなお話

                   ↑Satomiと一緒に握った三色おにぎり

松尾家滞在中の食事は基本セルフサービス。料理はたいていお母さんがメインで作ってくださるのですが、私も野菜を切ったり、後片付けをしたり、必ずお手伝いするようにしています。たくさん人が来た時はみんなで何かを作って食べることもしばしば。キッチンには大きな釜やせいろなど、普通の一般家庭にはないような道具もたくさんあって、それらを見ているだけでもおもしろいんですよ~

               

この日はお父さんが晩御飯に鯛をまるごと焼いてくださいました。鯛に塩をたっぷり振って七輪で丸ごとじっくり火を通し、食卓に出します。使っている炭はなんと備長炭。ちょっとリッチな気分!?ちなみに鯛がのっているお皿はチェコ出身長野県在住の陶芸家であるイエルカ・ワインさんの作品。ご夫妻のお友達で、毎年違う作品を送ってくれるんですって。お父さんがいつも私をイエルカさんに会わせたいと言ってくださるので、いつか長野県へイエルカさんを訪ねてようと密かに企んでいる今日この頃。自分でこんなステキな食器を作れたら楽しいだろうなぁ~

採りたてのソラマメも七輪でさやごと焼いてみました♪焦げたさやの中から出てきたのはホックホクのソラマメ。塩を振らなくてもソラマメそのものの味だけで十分美味しかったです

一番手前はニンジンの葉と桜海老のかき揚げ。これがまたパリッパリで美味しいんです!健康的なスナック菓子という感じなのでおやつにももってこいの一品。最初に水気を切った葉っぱに片栗粉をまぶすのがパリパリに揚げるコツなのだそうです

松尾家のお母さんはいろんなジャムも作っています。

こちらは松尾家の自家製苺ジャム。パンに塗っても美味しいけど、バニラアイスにかけてもGood!!砂糖の量は苺の量の30%ほどで、普通のジャムより糖分が控えめな分ほのかに酸味も残ってるので、バニラアイスにもよく合うんです

そしてこちらは自家製レモンジャム。これがかなり美味しかった!後味がすごく良くて、食べた後にレモンの爽やかな香りがふわ~っと残るんです。材料のレモンも松尾家の畑で採れたものなので、皮ごとジャムにしても安全ですよ~

とても珍しかったのがこの自家製にんじんジャム。にんじんそのものの甘みがあるので、砂糖は他のジャムよりもっと控えめ。20%くらいって言ってたかな?ちょっと変わった味だけど、ライ麦パンなど少し味のあるパンによく合いそうです

そしてこちらが自家製甘夏ジャム。甘さの中にも柑橘系独特の苦味が少し残っていて、バランスの良いお味でした これらのジャムも産直市で販売しているそうなので、野母崎に行く機会があればぜひ探してみてくださいね!

こちらは食卓に上がったものではないけれど、畑仕事中にお母さんがそっと摘んできてくれた苺たち。こんな風に採れたての果物や野菜を毎日食べられることが農家の一番の贅沢ですよね 他にも生地からトマトソースまで自家製の手作りピザを自家製の石窯で焼いたり、畑の野菜を使ってカレーを作ったり、採れたての野菜でサラダを作ったり、ファストフードでは味わえない美味しさが松尾家の食卓にはいつも溢れています。野菜を種から蒔いて収穫するまでの時間。火をおこして石窯を温めるまでの時間。木が十分に育って果実をつけるまでの時間。松尾家の生活では様々なことにたっぷりと時間をかける分、その味わいもひとしお。「スローライフ」とは、ただのんびり過ごすのではなく、あらゆることにじっくりと時間をかけて、一日一日を大切に生きることなのだということを、私は松尾家の生活から学びました。特に食事に関しては「手間をかけずにできるだけ早く」ではなく、「手間がかかっても美味しいものを」をモットーにこれからも頑張っていきたいと思います