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上海レポート(グルメ編) 中華料理

2007年01月17日 | 海外のお話

                    一体どんなお食事が出てくるのやら

世界三大料理と言えば諸説ありますが、必ずその中に入っているのが中華料理。今回のツアーはグルメツアーと銘打っていることもあり、本場の中華料理をめいっぱい堪能させていただきました

                   

初日は精進料理。肉や魚貝は一切使わず、野菜やでんぷんのみを使って様々な料理の味や食感を再現する、いわゆる「もどき料理」です。肉類が一切入っていないということで、淡泊な味わいの料理が多かったのですが、どれも体には良さそうなものばかりでした。料金は100元(1500円)程度だったと思います。野菜が多いので材料費だけだとかなり安いそうですが、料金のほとんどは技術料なんですって。確かに見た目だけでなく味や食感まで肉や魚貝に似せるために様々な工夫が凝らされているので、その説明には納得がいきます

2日目は広東料理。私の一番のお気に入りは、桂魚という魚の唐揚げに甘酢あんがかかったものとマンゴーとタピオカのデザート。特に桂魚のあんかけは身がぷりぷりしていてとっても美味でした スッポンなどの高級食材も出てきましたが、料金はなんと135元(2025円)日本で食べたら恐らく5000円は下らない内容だったと思います。初めて食べたスッポンのお肉はちょっとかたかったなぁ

                   

3日目のメイン料理は北京ダック。円卓の上にはその他の料理も盛りだくさん!デザートのひよこ形のパイ菓子はちょっとパサパサした感じでイマイチでした。姿は可愛いんですけどね~

               

テーブルの横ではコックさんが北京ダックの身と皮を切り分けてくれます 北京ダックはネギや甜麺醤などと一緒にクレープの皮のようなものに包んでいただくのですが、皮はパリッとしていて歯ごたえが良く、身は北京ダックの味がよく引き出されていて、また甜麺醤の甘みが長崎生まれの私にはとても合っていたように思います こちらの料金は全部で160元(2400円)でした。うーん、やっぱり安い

                   

そして最終日の夜は宮廷料理。宮廷料理というだけあって、レストランの様子も今までとは違ってかなりきらびやかな雰囲気でした この日のメインは写真右側のフカヒレとスッポンのスープだったようですが、なんとこれだけで料金の半分くらいはいくそうです とっても濃厚で、確かに他の料理と比べると高級そうな味がしたのですが、やはりフカヒレは中国でも高価なものなんですね~ しかしこれだけ食べてもなんと270元(4050円)。宮廷料理とあってやはり一番高かったのですが、満足のゆく内容でした

こちらのレストランではいくつかの出し物も催されました。中でも最後に現れた「変面」は、顔のお面が一瞬にして次々と変化するという伝統芸能で、現在中国でも大変人気の高いものなんだそうです。以前は決まった後継者にしか伝承されることのない極秘の技術だったそうですが、最近は養成学校まであるのだとか。これは一見の価値有りです

                   

ここまでは割と豪華な中華料理を紹介してきましたが、正直に言うと最後に訪れたこちらのお店の広東飲茶が一番美味しかったです 点心といって餃子や小龍包や肉まんのようなものから杏仁豆腐やマンゴープリンまで、バラエティーに富んだ軽食を好きなだけ注文して、料金はなんと一人40元(600円)一つとしてハズレがなく、しかもこんなに安いなんて感激です 

いろんな中華料理を堪能させていただきましたが、私の場合、辿り着くところはやはり庶民の味。またいつか中国を訪れることがあったら飲茶をはしごしてみたいです

次は中国のビールのお話ですよー