天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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囲碁書籍/わが天才棋士・井山裕太

2010-01-29 21:39:36 | プロ棋士

Iyama2 ◆書籍紹介
・書籍名:「わが天才棋士・井山裕太 」
・発行所:集英社インターナショナル
・著者:石井邦生
・発行年月:2009年10月

■内容紹介
史上最年少20歳名人!師匠・石井九段がみた天才の素顔と成長の記録。
6歳での出会いから12歳でプロデビューするまでの修業の日々と師弟関係、プロになってからの様々な活躍や昨年の名人戦七番勝負挑戦失敗……。
そして、再び名人戦の大舞台に躍り出たところまでの若武者の軌跡が語られている。

     ◇   ◇   ◇

今まで師匠が弟子を題材にした本は、ほとんどないと思います。
石井九段の控えめな記述が温厚な人柄を現しているようで、ホッとさせてくれます。

これまで囲碁界の師匠というと弟子に対してあまり口出し(特に技術面は)しないで、精神的な支柱のような存在が多かったように思います。
しかし、最近は本書の石井九段や謝・女流三冠の師匠である黄孟正・九段のように、専属コーチのような形態が結果を出しているようです。これも時代の流れでしょうか。

そして、謝さんとも共通することですが、棋士になるために親族の熱心さも増しているようです。
従来も親族の協力なしには考えられませんが、現在ほどヒートアップはしてないように思われます。

最強の棋士出現の陰には、最良の師と家族のサポートが必須だと再認識しましたね。

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