「NHKテレビテキスト/囲碁講座」 ・別冊付録「個性で打つ碁のすすめ」
2016/3月号:「自分らしい碁を打とう」 講師:小林覚九段
自分らしい碁とは何か。「オレは厚み派だから、厚みを蓄える碁しか打たない」「私は地が好きだから、模様は張らない」。これは少し、勘違いしています。
自分らしい碁とは、自分で考え、その時点で最善と思われる手を打つことでは? 状況に応じて臨機応変に好戦派、実利派、模様派になるのです。
碁を打つ人は誰でも、自分がいいと思った手を素直に表現することが自分らしい碁だと思います。
「個性的な碁ですね」と言われるようになってください。誰のまねでもなく、いつでも自分の考えを素直に盤上に表現できれば、碁が一生の友になるはずです。
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「自分の考えを素直に盤上に表現できる」、何か哲学的な・・・。
武宮九段が「宇宙流」と言われた時、「私は自然流です」と言ってた記憶があります。臨機応変ともとれますね。
ただ、個性と臨機応変はチト違うような・・・。
私の場合、好戦派と模様派の中間くらいでしょうか。ただ、地を稼がれて負けるケースが多い・・・。
できれば「故加藤正夫・名誉王座のような碁」と言われたいものです。
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