天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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プロ棋士・四字熟語/大竹優、高尾茉莉

2023-03-02 21:00:00 | プロ棋士

「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるさとりん(鶴山淳志八段、柳澤理志六段、林漢傑八段)式観る碁のすすめ」
※ゲスト:さと(柳澤六段)より中部棋士紹介

第73回:外柔内剛/大竹優七段
★外柔内剛【がいじゅう・ないごう】:外見は穏やかでやさしそうだが、心の中は何事にも左右されない強い意志を持っていること。

りん:(大竹優)昨年、本因坊戦リーグ入りと大活躍だったよね。
さと:彼は中部期待の星です。大竹くんにどんなイメージを持っていますか?
つる:礼儀正しくて優しそうないい子。
さと:確かに礼儀正しいし優しいところもあるが、あんなに熱くて激しい人はいませんよ。超が付く負けず嫌いです。彼が院生の時、よく悔し泣きしていました。プロ試験で敗勢になって号泣しながら打っていたことも。棋風は冷静で「平明流」と言われていますが、内面は真逆で燃え盛っています。

第74回:勇猛果敢/高尾茉莉二段
★勇猛果敢【ゆうもう・かかん】:勇ましくて力強く、決断力があるさま。

りん:(高尾茉莉)「花の01年組」というと上野愛咲美女流立葵杯や関航太郎天元と同じ年だよね。
さと:彼女は安定して勝てるタイプではないのですが、逆に誰にでも一発入れる可能性がある。爆発力がすごいタイプなんです。
つる:ということは、棋風は戦うタイプなのかな?
さと:常に狙っていて、隙あらば戦おうとしていますね。

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大竹優七段(21)、本因坊戦リーグでは1勝4敗と苦戦しています。その1勝はつるさん(鶴山八段)から、ナルホド・・・。
令和三羽烏、余さんには水をあけられていますが、追いつけ追い越せの気概でがんばってほしいですね。

高尾茉莉二段(21)は今年に入って無キズの8連勝。
武闘派ですか、アマチュア囲碁ファンにはバランス派より、ハンマーパンチに魅力を感じますね。

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1年前の記事(2022-03-02):◎風林火山/本木克弥八段

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