天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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プロ棋戦、段位上位者 VS 下位者の対戦成績

2022-07-29 21:00:00 | プロ棋戦

プロ棋士にとって段位は実力、収入、ステータスなど重要なポイントでしょうね。
ただ、段位と実力、比例とはいかないようです。
週刊碁に掲載された1週間(7/16~7/21)の手合成績、88局を調べてみました。

◎段位上位者 VS 下位者の対戦成績
 ・段位上位者の勝数:40局(45%)
 ・段位下位者の勝数:31局(35%)
 ・同段者の対局数 :17局(19%)
     計  :88局

◎下位者勝利の注目局
 ・伊 了二段 (中押) 釼持丈八段
 ・羽根彩夏初段(半目)小西和子八段
 ・福岡航太朗三段(中押)石倉昇九段
 ・上野梨紗二段(6目半)高梨聖健九段

段位下位の若手が頑張っています。これも「下剋上」か・・・。
これが昭和時代となると、下位者の勝率は大幅に低くなるでしょう。
それだけ段位の権威があったんですね。

サラリーマンも年功序列から実力本位になったように、囲碁界も変化しているんですね。

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