プロ棋士にとって段位は実力、収入、ステータスなど重要なポイントでしょうね。
ただ、段位と実力、比例とはいかないようです。
週刊碁に掲載された1週間(7/16~7/21)の手合成績、88局を調べてみました。
◎段位上位者 VS 下位者の対戦成績
・段位上位者の勝数:40局(45%)
・段位下位者の勝数:31局(35%)
・同段者の対局数 :17局(19%)
計 :88局
◎下位者勝利の注目局
・伊 了二段 (中押) 釼持丈八段
・羽根彩夏初段(半目)小西和子八段
・福岡航太朗三段(中押)石倉昇九段
・上野梨紗二段(6目半)高梨聖健九段
段位下位の若手が頑張っています。これも「下剋上」か・・・。
これが昭和時代となると、下位者の勝率は大幅に低くなるでしょう。
それだけ段位の権威があったんですね。
サラリーマンも年功序列から実力本位になったように、囲碁界も変化しているんですね。
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