◆書籍紹介
・書籍名:「勝ちきる頭脳」
・発行所:幻冬舎
・著者:井山裕太
・発行年月:2017年2月
◆内容紹介
リスクを背負ってこそ勝利は掴める。常識外と言われようが自分の最善を信じ抜く。七冠同時制覇の最強囲碁棋士が初めて明かす思考法。
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いろいろな分野で著名人の成功体験をつづった本がありますが、あまり好きにはなれませんね。何か自慢しているようで・・・。
本書も井山さんの成功体験が多くを占めていますが、棋力アップの参考になればと読んでみました。
本書の中で興味を持った内容
・「最善」と「正解」の違い
囲碁の目的は「最終的に勝つこと」なので、10目勝つのも20目勝つのも「正解」で複数の答がある。
一方、最も大きな差で勝てる手段が「最善」で答えは一つしかない。ただ、最善の場合はリスクが伴う。
井山さんはリスクがあっても最善の道を選択すようにしているとのこと。プロならではか・・・。
・世界戦に燃える
中韓に押され気味の日本ですが、囲碁人口の拡大、若手プロの育成、勉強方法の変革などで中韓に追いつく。
井山さんの思考法が棋力アップにつながればと思いましたが、プロを前提のためかハードルが高い・・・。
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