先週の週刊碁(12/24号)で、12月に行われた3期戦の就位式が紹介されていました。
☆名人:張栩
☆女流本因坊:謝依旻
☆新人王:井山裕太
いずれも今年の碁界を賑わせた三人のスター棋士ですね。
---以下、謝辞の抜粋---
■張栩・名人
「ここまで育ててくれた林先生、日本の碁界に感謝したい。日々努力して、自分のできる役割を果たし、日本の社会にも恩返ししていきたい」
■謝依旻・女流本因坊
「今回の目標は、ちょっと低いと思われるかもしれませんが、本戦入り。ここまで来られるとは思っていませんでした」
「(スピーチは苦手ですけど)たくさんスピーチできるように頑張ります」
■井山裕太・新人王
「二年前、金秀俊七段との新人王決勝は、内容も悪く完敗でした。悔しさをバネにして、今期は実力を出し切ることが出来、満足です」
「これからは世界にも飛び出して行きたい」
◇ ◇ ◇
これらの一流棋士の陰には師匠・恩師の存在が見逃せません。
本人の才能・努力もさることながら三人の師匠である、林海峰九段(張栩)、黄孟正九段(謝依旻)、石井邦生九段(井山裕太)の指導の影響は計り知れないものがあります。
世の中、天才の素材はたくさんあっても、原石が輝くのは指導者の磨き方次第だと思います。