天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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十段戦第3局 /山下棋聖勝ち1勝2敗

2006-04-12 23:45:39 | プロ棋戦

 趙治勲十段に山下敬吾棋聖が挑戦している十段戦五番勝負の第3局は、趙2勝のあとを受けて4月5日に長野県大町市で打たれ、黒番の山下が8目半勝ち、対戦成績を1勝2敗とし、趙の防衛に待ったをかけた。第4局は13日、愛媛県松山市の道後温泉「宝荘ホテル」で行われる。

 13年連続開催となった大町決戦。序盤は黒が模様を張り、白は地を先行する展開。終盤、両者とも秒読みとなり、1手打つごとに情勢は揺れ動いた。1度は白優勢となったが、山下の勝負手で、最後は大差勝ちとなった。

<趙十段の話> いい勝負になったと思ったときからひどかった。
<山下棋聖の話> 全然うまく攻めることができなくて…いや、もうだめでしたね。

                (産経囲碁Webより抜粋)

         ◇  ◇  ◇  ◇

黒番の山下棋聖が厚みを背景にした攻勢で中盤までは優勢だったが、趙十段は決め手を与えず長期戦の様相に。終盤、山下の勝負手に時間に追われたか趙に疑問手が出て終局。

1、2局は趙十段の打ち回しが冴えて2連勝。本局は揺れ動く形勢の中、山下棋聖が勝利をもぎ取りました。
今後の予想、山下棋聖は連勝でタイトルを奪取するパターンなので趙十段優勢と見ますが・・・

         ◇  ◇  ◇  ◇

今回の対局地は長野県大町市の「くろよんロイヤルホテル」。13年連続開催とのことですが主催者や地元の囲碁関係者も恒例行事としてとらえているのでしょうね。

今年は大雪で北アルプス周辺も残雪が多いことでしょう。数日前、登山や山スキーの人が遭難したニュースを聞きましたがその7割は中高年だそうです。準備不足と自然を軽視した結果だと思います。

私も20代の頃、南アルプスの春山登山で沢に転げ落ち、九死に一生を得た記憶があります。疲労が重なっていたことと春山を甘くみていたのが問題だったと思います。

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