西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

カール・ニールセン

2007-06-09 10:05:31 | 音楽一般
今日は、デンマークの作曲家カール・ニールセンの生誕日です(1865年)。
19世紀のデンマークというと、アンデルセンとキルケゴールが文化史上の著名人としてすぐ出てきますが、このニールセンも忘れてはならないでしょう。6曲の交響曲、バイオリンとフルートとクラリネットのための協奏曲を1曲ずつ、4曲の弦楽四重奏曲、バイオリン・ソナタを2曲など、を書いています。私が彼の名前を知ったのはクラシック音楽を聴くようになってからさらにずっと後のことでした。名前を知ってからもその音楽に接することはほとんどなく、やっと最近、上に述べた交響曲や協奏曲その他の主要管弦楽曲をセットにした6枚組みのCDが出て、これから聴いていこうといったところです。今、交響曲第4番「不滅」の前半2楽章を聴きました。カラヤンは最晩年、どうしても遺しておきたいということでしょうか、この交響曲第4番「不滅」を録音して出しました。そのころニールセンに馴染みのなかった私は、やはり優れた作曲家なのだ、聴いておきたいと思うようになりました。弦楽四重奏曲第4番も優れた曲と聞きました。室内楽作品もこれから聴いていきたいと思っています。