シューベルトには、ピアノ・ソナタだけでも21曲ありますが、ピアノ連弾曲も相当数あります。ベートーベンはその全集で、連弾もしくは2台用ピアノ曲は、LPわずか1枚、モーツァルトはCD2枚ですが、シューベルトはLPで10枚、CDで8枚分の作品があります。これまで、全集は3種類ほど出たかと思いますが、私は、
1.ISABEL BEYER AND HARVEY DAGUL / Franz Schubert The Piano Duets (全8巻 CD8枚)
を買い求めました。これは、CD店で見つけたものです。演奏者のことは他で聞いたこともありませんでしたが、全8巻が揃っていたので躊躇することなく購入しました。全集を出すというのは、それだけこれら作品を広めたいということだと思うからです。演奏ももちろん優れたものだと思っています。
シューベルトは、ピアノ連弾のための作品を30曲以上も残しているのです。(モーツァルトでさえ10曲ほど。)そしてシューベルトの最初の作品(D1)は「幻想曲 ト長調」というピアノ連弾曲なのです。D9も同じく連弾曲の「幻想曲 ト短調」です。最初期から、ピアノ連弾はシューベルトにとって身近な表現手段だったのです。
数多くのシューベルトのピアノ連弾作品ですが、私はやはりここでもD番号900番台の作品にとても惹かれるものがあります。特に「幻想曲 ヘ短調」(D940)と「大ロンド イ長調」(D951)です。後者について、アインシュタインは「シューベルトのすべての4手用作品の終結と浄化とみなしてよい楽曲」と述べています。これらは、私が愛聴する
2.アンドラーシュ・シフ、イムレ・ローマン/シューベルト:ピアノ連弾名曲集
で聴くことができます。
私は、エッシェンバッハがユストゥス・フランツと組んでLP2枚組の連弾集をEMIから出した時、その後も全集の形で続くかと思っていましたが、結局出ませんでした。これはとても残念に思っています。上の2作品は、収められていたと思います(今手元にないので)。
何度も書きますが、シューベルトをリートしか知らないならば、とてももったいないことだと思います。上の2作品など本当に素晴らしい作品だと思います。前回、ピアノ編でソロ用作品を述べましたが、D946「3つのピアノ曲」も大好きな作品です。まだまだ私自身十分聴いていない作品もあることでしょう。これからも折に触れしっかり聴いていきたいと思います。
次回は、宗教曲について書きます。
1.ISABEL BEYER AND HARVEY DAGUL / Franz Schubert The Piano Duets (全8巻 CD8枚)
を買い求めました。これは、CD店で見つけたものです。演奏者のことは他で聞いたこともありませんでしたが、全8巻が揃っていたので躊躇することなく購入しました。全集を出すというのは、それだけこれら作品を広めたいということだと思うからです。演奏ももちろん優れたものだと思っています。
シューベルトは、ピアノ連弾のための作品を30曲以上も残しているのです。(モーツァルトでさえ10曲ほど。)そしてシューベルトの最初の作品(D1)は「幻想曲 ト長調」というピアノ連弾曲なのです。D9も同じく連弾曲の「幻想曲 ト短調」です。最初期から、ピアノ連弾はシューベルトにとって身近な表現手段だったのです。
数多くのシューベルトのピアノ連弾作品ですが、私はやはりここでもD番号900番台の作品にとても惹かれるものがあります。特に「幻想曲 ヘ短調」(D940)と「大ロンド イ長調」(D951)です。後者について、アインシュタインは「シューベルトのすべての4手用作品の終結と浄化とみなしてよい楽曲」と述べています。これらは、私が愛聴する
2.アンドラーシュ・シフ、イムレ・ローマン/シューベルト:ピアノ連弾名曲集
で聴くことができます。
私は、エッシェンバッハがユストゥス・フランツと組んでLP2枚組の連弾集をEMIから出した時、その後も全集の形で続くかと思っていましたが、結局出ませんでした。これはとても残念に思っています。上の2作品は、収められていたと思います(今手元にないので)。
何度も書きますが、シューベルトをリートしか知らないならば、とてももったいないことだと思います。上の2作品など本当に素晴らしい作品だと思います。前回、ピアノ編でソロ用作品を述べましたが、D946「3つのピアノ曲」も大好きな作品です。まだまだ私自身十分聴いていない作品もあることでしょう。これからも折に触れしっかり聴いていきたいと思います。
次回は、宗教曲について書きます。