ブルックナーが私のベートーベンに次いで大好きな作曲家であるのは今も変わりません。マーラーが昨今連続演奏会が頻繁に行われるのに対し、ブルックナーの場合はそのような機会があまり想像もできそうにない。しかし私にとっては、後期の作品の素晴らしさからブルックナーに対する思いが変わることはこれからもないでしょう。
ブルックナー全集というものはこれまで出ていないと思います。ドイツ語圏でも。しかし交響曲の全集はずいぶん出ています。
1.カラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(LP11枚組)
これは待ちに待っていたものでした。4・7・8・9番はそれまでにも出ていましたが、その他は全集のために一気に録音したものと思われます。上の4つ以外は演奏会で取り上げたことがあるのだろうか?とにかく全集を出してくれたのは嬉しい限りです。ハース版があるものはこれを使っているようです。
2.ヨッフム、ドレスデン国立管弦楽団(LP11枚組+付録LP1枚)
ブルックナー協会会長ということで、当然リリースが期待されたものです。以前に宗教曲全集も出しています。ノーバク版が使われています。付録の1枚は、何と交響曲ヘ短調です。それと序曲ト短調。シャピラ指揮のロンドン交響楽団です。これを購入した時は、他にはこの曲は出ていなかったのでは。ヘ短調はいわゆる0番の前の習作と言ってよいものです。
3.バレンボイム、シカゴ交響楽団(LP11枚組)
これには、0番を含む10曲が入っています。バレンボイムはのちにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とも全集を出していて、ブルックナーにとりわけ思い入れがあるようです。評価は、このシカゴ響との方が高かったのをどこかで読んだ記憶がありますが、どうなんでしょう。バレンボイムはミサ曲も出しています。このLPはこれからしっかり聞いていきたいと思います。
4.朝比奈隆、大阪フィル(17枚組+付録LP1枚)
枚数がとてつもなく多いですが、裏面がないのがあるのです。朝比奈氏は、日本でブルックナーを先駆的に演奏してきた指揮者として有名です。7番と9番だったか、東京カテドラル聖マリア大聖堂に演奏を聴きに行ったことがあります。東京で連続演奏会を行った時です。8番と3番も朝比奈氏の指揮を聴きました。8番はまだよく理解していない時でした。付録ですが、7番をブルックナーの聖地と言ってもよい、リンツ郊外のアンスフェルデンのザンクト・フローリアン大聖堂で演奏したものです。これは貴重なものでしょう。
5.インバル、フランクフルト放送交響楽団(CD10枚組)
インバルは突如ブルックナーで、しかも珍しい第1稿をとり上げる指揮者として現れた。私にはそんな印象が強く残っています。さらに珍しいことに、9番は、第4楽章が補完されてついているのです。こういうことには評価が分かれるかと思いますが。これらがとにかくワンセットとなって出たのです。全集となるとすぐに手が出てしまいます。ところが、その後0番と習作ヘ短調も出たのです。これらは単独に購入しました。序曲はなぜか録音していないようです。
室内楽曲、宗教曲は次回書きたいと思います。
ブルックナー全集というものはこれまで出ていないと思います。ドイツ語圏でも。しかし交響曲の全集はずいぶん出ています。
1.カラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(LP11枚組)
これは待ちに待っていたものでした。4・7・8・9番はそれまでにも出ていましたが、その他は全集のために一気に録音したものと思われます。上の4つ以外は演奏会で取り上げたことがあるのだろうか?とにかく全集を出してくれたのは嬉しい限りです。ハース版があるものはこれを使っているようです。
2.ヨッフム、ドレスデン国立管弦楽団(LP11枚組+付録LP1枚)
ブルックナー協会会長ということで、当然リリースが期待されたものです。以前に宗教曲全集も出しています。ノーバク版が使われています。付録の1枚は、何と交響曲ヘ短調です。それと序曲ト短調。シャピラ指揮のロンドン交響楽団です。これを購入した時は、他にはこの曲は出ていなかったのでは。ヘ短調はいわゆる0番の前の習作と言ってよいものです。
3.バレンボイム、シカゴ交響楽団(LP11枚組)
これには、0番を含む10曲が入っています。バレンボイムはのちにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とも全集を出していて、ブルックナーにとりわけ思い入れがあるようです。評価は、このシカゴ響との方が高かったのをどこかで読んだ記憶がありますが、どうなんでしょう。バレンボイムはミサ曲も出しています。このLPはこれからしっかり聞いていきたいと思います。
4.朝比奈隆、大阪フィル(17枚組+付録LP1枚)
枚数がとてつもなく多いですが、裏面がないのがあるのです。朝比奈氏は、日本でブルックナーを先駆的に演奏してきた指揮者として有名です。7番と9番だったか、東京カテドラル聖マリア大聖堂に演奏を聴きに行ったことがあります。東京で連続演奏会を行った時です。8番と3番も朝比奈氏の指揮を聴きました。8番はまだよく理解していない時でした。付録ですが、7番をブルックナーの聖地と言ってもよい、リンツ郊外のアンスフェルデンのザンクト・フローリアン大聖堂で演奏したものです。これは貴重なものでしょう。
5.インバル、フランクフルト放送交響楽団(CD10枚組)
インバルは突如ブルックナーで、しかも珍しい第1稿をとり上げる指揮者として現れた。私にはそんな印象が強く残っています。さらに珍しいことに、9番は、第4楽章が補完されてついているのです。こういうことには評価が分かれるかと思いますが。これらがとにかくワンセットとなって出たのです。全集となるとすぐに手が出てしまいます。ところが、その後0番と習作ヘ短調も出たのです。これらは単独に購入しました。序曲はなぜか録音していないようです。
室内楽曲、宗教曲は次回書きたいと思います。