西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

「タイスの瞑想曲」

2007-03-16 11:01:08 | 音楽一般
今日は、マスネの歌劇「タイス」の初演された日です(1894年、パリ・オペラ座)。有名なマスネの「瞑想曲」はこの「タイス」中の管弦楽曲です。この曲は本当に名曲だと思います。バイオリンの曲集にもあり、私も勉強しました。メロディーが浮かんできます。
辞典を見ると、マスネは数多くの歌劇、管弦楽曲、歌曲を残していますが、私はこの作品以外ほとんど知りません。CD店では、歌劇「マノン」や「ウェルテル」などを見かけることもありますが、今のところ所持していません。レコードで組曲「絵のような風景」やオペラ・アリア集を持っていたかな。そんな所で、あまり楽曲はこの曲以外には頭に残っていません。
さらに辞典を見ると歌劇の項には「エロディアード」「ル・シッド」「サフォー」「クレオパトラ」など歴史上の人物に題材を得た作品があり、少し興味をそそられます。また組曲にも、「ハンガリーの風景」「ナポリの風景」「アルザスの風景」などがあるようで、聞いてみたい気がします。
解説に、近代音楽の動きからは保守派とみなされとありますが、門下からピエルネやシャルパンティエが出たということですから、やはりフランス音楽史の中では、知っておきたい作曲家です。