怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

森見登美彦「太陽の塔」

2020-10-10 16:14:27 | 
高校時代の同級生に勧められて読んだ「有頂天家族」ですが、荒唐無稽の森見ワールドはどっぷりつかると麻薬のような作用がある。
図書館の本棚を渉猟していると森見登美彦の棚にファンタジーノベル大賞受賞作の帯が私に色目を使ってきます。
思わず手に取ってみるとデビュー作の「太陽の塔」

早速借りて来て読んでみました。
帯に書いてある「膨らみ切った妄想が京都の街を飛び跳ねる」がまさに正鵠を得ている。
確か内田樹が書いていたと思うのですが、太宰治の小説に魅入られる人は小説を読んで「これは私のことを書いているんだ」「なぜ太宰は私の内面をこんなに知っているのか」と思うとか。
この本に書いてある膨らみ切った妄想は、まさに私の大学生時代の妄想です。日常的漫画的欺瞞の日々の中、孤独で猥褻で自意識過剰で精神だけは刃物のように尖って人を寄せ付けようとせず、昼夜逆転したような生活の中で精神世界だけが膨らみ続ける世界。
まさに主人公の一言で表現すると「華がなかった」大学生活。
女性とは絶望的に全く縁がなかったとは俺のことか。
何といとおしい妄想の世界。
齢66にもなるとこんな妄想に浸ることも考えることもできないのは残念と言うか歳をとったというべきか。
中学時代の同級生二人が京都の某大学に行っており、何回か下宿に泊めてもらい京都の街を逍遥したのですが、鴨川の河川敷に等間隔に並ぶ男女に対する激しい敵意と無駄な戦い、クリスマスイブの四条河原町の喧騒、あ~、京都は今も昔も学生の街です。
主人公の森本とその友人飾磨、高薮、井戸、それぞれ個性的で異様で性格。でもその中にはシンパシーを感じるというか私の一部と言うものがそこかしらに隠れているような。
どうも本のレビューを書くつもりが自分の妄想にふけった過去を書いているようで、ちょっとと言うかかなり恥ずかしい。独特な軽やかなリズムの文体にそんなことを思い起こさせる力がありました。
ところで表題の「太陽の塔」は、半ばまで読んでも出てこない。ある種の象徴的な意味があるのですが、ちょっとピンとこなかったか。この小説、どこで収斂するかと思ったのですが、クリスマスイブのええじゃないか運動で妄想のフィナーレを飾り、うまく着地しています。
日本ファンタジーノベル大賞についてはまったく知識がなく、これを読んでファンタジーとはちょっと違うのではないかなとも思うのですが、妄想こそファンタジーと考えればいいか。独特のリズムある文体で笑いながらちょっぴり身につまされて、ぐいぐい読むことができました。
同級生は森見作品では「夜は短し歩けよ乙女」を推薦していたと思いますが、この本を借りるときの図書館では見当たらなかったような。まあ、これが作者のデビュー作で受賞した出世作だったので、これは押さえておくべき本でしょう。
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10月10日瑞穂公園テニスコートは台風接近で中止

2020-10-09 14:07:56 | テニス
その昔10月10日は東京オリンピックの開会式が行われた日で、確か天気の特異日にはず。ついこの間までは体育の日で祝日だった記憶ですが、いつの間にかどうなったんでしょう?今年は東京オリンピックがあるので祝日も人事異動があったとかなかったとか・・・年金暮らしの私にとっては最早どうでもいいことなのですが。
で10月10日の土曜日は瑞穂公園テニスコートで14時30分からの予約が取れていたのですが、台風が接近中。

当初の予想よりも南寄りになったので直撃とか上陸は免れたのですが、東海地方は土曜日に最接近。1日雨の予報でした。
こうなると最早テニスどころではないし、多少それても風も強そうなので、どうせみんな参加つもりはないでしょうけど、早めに連絡して中止にすることに。
管理事務所に電話して、明日のテニスは中止にしたいという旨を言うと向こうも当然でしょうと言う感じで「わかりました」と言うことでキャンセル完了。
ところが、時間帯別天気を見てみると雨は10日の12時過ぎには上がり風もそれほどでもなさそう。

とは言ってもコートのフェース面はびしょびしょだろうし、台風一過の秋晴れになるとも思えないので、これで良しとしましょう。
もう少しコンデションのいい時のまたの機会に楽しむことにしましょう。
そうなると明日は何をすればいいのか…

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10月3日熱田神宮公園の後は5人で

2020-10-07 07:10:32 | テニス
17時過ぎに早くもお客が沢山いて、譲ってもらいテーブル席を空けてもらい2テーブルに5人で落ち着きました。
とりあえずビールと思ったのですが、メニューを見ると晩酌セットなるものがある。

それではとりあえずの晩酌セットに。
まずは生ビールが出て来て、無事テニスが出来たことに乾杯。

時を同じくして冷奴が出てきます。
飲み食いしながら、えみちゃんとはげ親父の娘でも子どもが乳飲み子で授乳している時期はそれなりにデカ乳になるなどと言う相変わらず意味のない無駄話をします。こんな話でだんだん声を大きくしているのは如何と思うのですが、話している時はこれが楽しいんだな~
暫くして刺身が出てきます。

烏賊に鮪に鯛に鮃。白身は見ただけではよくわからなくて、食べても判然とせずに大将に聞いてしまいました。味の分からない客と思われたことです。
ビールがなくなったので次はお酒に。本日の地酒と言うのもあって、「作」があったので、4合瓶を出してもらいます。

さすが伊勢志摩サミットで出した酒(純米大吟醸ではないですけど)で、フルーティでワインっぽい。これは美味しいですね。
続けて串カツも出てきます。

味噌とソースと選べるのですが、全員味噌に。
「作」は5人で飲むとすぐになくなってしまいましたが、ここで帰りのバスの時間があるヤッターマンは帰ります。
まだまだ飲み足りない居残った酔っぱらいは生酒を追加。
さらに隣のテーブルの人が食べていたのが美味しそうだったので出し巻き卵を2人前。

ここでやめればいいのですけど、止まらないので〆に1合の樽酒を。

本当はやめておけばいいのにと思うのですが、タケちゃんマンも勧めれば必ず受けるし普通に飲んでいます。
まあ、飲める元気があるうちは大丈夫…と言うことにしておきましょう。
お勘定は13960円。早くに帰ったヤッターマンは2千円で、あとの4人は3千円。おつりは基金に入れておきました。
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10月3日熱田神宮公園テニスコート

2020-10-05 06:50:43 | テニス
朝からいつ降りだしてもおかしくないようなどんより曇った天気
でもレーダーの雲の動きを見てもどうやら雨の心配はない。
と言うことでいつものように14時30分過ぎに家を出て歩いて熱田神宮公園へ。
管理事務所のお姉さんに顔を知られてしまったみたいで、窓口に顔を出すと名前を呼ばれて待っていましたと受付をしてくれます。
コートに行くとヤッターマン、タケちゃんマン、はげ親父といます。ほどなくえみちゃんも来て5人に。
天気は相変わらず曇りですが、その分暑すぎもなく風もあまりなくて、そこそこテニス日和なんでしょう。

早速ボレーとストロークの乱打を5人で始めます。
15分ほどするとゆうこりんが遅れて登場。入れ替わりつつ乱打に入ってもらいます。
一通りやったら休憩。
ベンチで休んでいるとどこやらから蚊が来襲。それならばもう出番はないかとバックの奥深く仕舞ってあった蚊取り線香を点けます。

一休みしたらじゃんけんして試合に。
私の最初の試合ははげ親父と組んでヤッターマン、タケちゃんマン組と対戦。いいところなしで3ゲームを完敗したのですが、最後のゲームは粘ってと言うかお情けで勝って、1:3と何とか完封負けは免れました。
休憩中はヤッターマンとはげ親父持参の缶ビールを頂きます。この日は500缶が3本に350缶1本。

この日はえみちゃんも地下鉄で来ていたので一緒に飲みます。
ほろ酔い気分で次の試合はもう一度はげ親父と組んでえみちゃん、ゆうこりん組と対戦。この試合は一進一退の展開だったのですが、最後のゲームをデュースを何回も繰り返した結果力尽きて落としてしまい、またしても1:3の負け。どうも肝心な時にミスを重ねるというのは体力の無さなのか技術の未熟なのか。
最後の試合は組み替えてヤッターマンと組んではげ親父、えみちゃん組と対戦。ここはヤッターマンの足をあまり引っ張らないようにしていたので3:1の勝利。それにしてもえみちゃんのいつもながらのロブ攻撃には勝手にいら立ってミスしてしまうのはなんだかな~。
終わって16時50分。曇っていることもあって、そろそろ薄暗くなってきて、ここでコート整備をして終了。
終わって何時もながらのご苦労さん会に行くのですが、この日はえみちゃんも地下鉄なので誘ったら旦那の了解を取って一緒に行くことに。
今回は5人になるので「山葵」では少し狭いから、高蔵公園横の「ひさご」に行くことに。

ところが17時開店でまだ15分ぐらいなのに、お客が何組か居て、二人連れに席をカウンターに替わってもらいテーブル2つを空けてもらいました。開店と同時にお客が来る繁盛店です。(続く)

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落ちアユの季節になりました

2020-10-03 11:21:52 | Weblog
季節はもう秋。
今年のサンマは馬鹿高いのですが、アユはそろそろ落ちアユの季節に。
スーパーでかみさんが18時過ぎに見切られたアユを買ってきたので、一夜干しにすることに。

半額で一尾129円なのですが、この時期なので、それなりに大きなものです。
早速まずは塩でぬめりを取ってから、水洗いして塩気を取り、水気をペーパータオルで拭き取ります。
愛用の出刃包丁で背開きにするのですが、子持ちで大きな卵を持っています。

卵は残してそのまま干物にすると言うこともありなんでしょうが、開いていくと残すのは結構難しい。
結局内蔵とは分けて別に取り置きすることにしました。

開いたアユは3%ぐらいの塩水に30分ほど漬けておきます。どれくらい効果があるのかはよくわからないのですが、効果があるという思い込みの下、お酒も少し入れてあります。後香り付けに出汁醤油もほんの少し。

川魚なのであまり長く漬ける必要はありません。
ベランダに一夜干しします。

風があるのでよく乾きました。
ところで取り置いた卵がどうするかと言うと全く初めてなのでわからないまま煮ることに。八方出汁で煮物の分量で煮てみたのですが、どうやら少し味が薄かったような。
干し上がった干物と一緒に食べたのですが、どうも食感だけで味があまりしなかった…

でもアユの一夜干しは骨までバリバリ食べれて、いつもながら美味しかったですね。かみさんは内臓が苦手なのでそのまま焼くよりも内臓を取って一夜干しにする方が好みです。私にとってはちょっとめんどくさいのですが、これも趣味の干物つくりと思えば、いい練習です。ところでアユの卵の美味しい料理法はどうすればいいのでしょうか。ご存じの方はコメントください。

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9月26日熱田神宮公園テニスコートの後は4人で

2020-10-01 07:08:48 | テニス
いつもながらのヤッターマン、はげ親父、タケちゃんマンと私と言うメンバ=で、席に着けばとりあえずの生ビール。

突き出しはしし唐。

タケちゃんマンは苦手なのか「要らないから皆さんで食べてください。」
2~3品頼んだのですが、ビールの出てくるのと比べると遅い、と言うかビールをすぐ飲みすぎ…
え~、正式な名前は忘れましたが鮪のカルパッチョというかサラダ風。

それからジャガイモの何とかと和えたもの。

刺身の盛り合わせが来る前に酒がなくなったので3人が「蓬莱」を。
タケちゃんマンはビールをちびちび飲んでいたのですが、ちょっと高い蔵元の「隠し酒」に。

そうこうしているうちに刺身の盛り合わせが登場。

ここでもタケちゃんマンは光ものがダメでサバとイワシはパス。ありがたく頂きました。美味しいんだけどね~
わさびが本わさびでこれが美味しい。
ここでお酒をお替り。
鱧とズッキーニのチーズ焼きを頼みます。

ヤッターマンは18時12分の地下鉄の乗って栄からバスに乗り継ぐので18時で帰ります。
タケちゃんマンは揚げ物が食べたいみたいなのですが、串カツはマグロで、揚げ物は魚ばかり。
色々食べれないものがあったのでここはタケちゃんマンの要望に沿うように肉系をと言うことで明宝ハムを。

この店、お酒は飛騨古川の渡辺酒造、野菜も飛騨の野菜、ハムも明宝ハムと東濃ローカル色満載です。もちろん、魚は違いますけどね。
〆にいいかと田楽を頼んでいたのですが、頼んだのを忘れて出てくる前にお茶とお勘定と言ってしまったのですが、まだ田楽が出ますとのこと。
それならばお酒がないので、お酒を正2合でお願いしたらチョカで出てきました。

田楽も出てきました。

結構冷酒ばかり飲んで、コートでもビールを飲んでいたので、最後のお酒は効きました。
お勘定は13960円。

ヤッターマンは3千円おいて行ったので、残り3人は一人3500円。定かではないのですが、足りない460円は基金から出しておいたような気がします。
家に帰ってソファーでテレビを見ていたら一気に酔いが回ってきてそのまま着替えもしないで風呂も入らずに寝てしまいました。
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